79、80本目。

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監督:ウォン・カーウァイ
キャスト:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ、
     ナタリー・ポートマン、デヴィッド・ストラザーン

ニューヨークのとあるカフェ。失恋したエリザベスは、この店のオーナー、ジェレミーが焼くブルーベリー・パイを食べ少しだけ心癒やされる。それでも、なかなか別れた恋人のことが忘れられない彼女は、ついに宛のない旅に出る。仕事をしながらメンフィス、ラスベガスとアメリカを横断していくエリザベス。彼女はその先々で、それぞれに愛を求め愛に傷つく人々と出会い、彼らと束の間の時間を共有していく中で新たな自分を見いだしていく。~All Cinema~

2007年アメリカ映画。この映画から感じたのは「人は出会いを通じて成長する」ということ。悲しみ、怒り、喜び、いろんな感情を経験する中で自分自身の人間としての振幅を拡げていく。主人公が最初に行った土地、メンフィスでは「人は他者にどう記憶されるかで存在した証を残す」ことを学びます。次の土地、ベガスでは「人を信じるな」と言われたけれど、それでも信じることの大切さに気付きます。自分自身の中で忘れかけたものを思い出した気分に。BGMの音楽も素敵。いい映画だったなという印象が残る作品でした。


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原題:HEREAFTER
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス

パリのジャーナリスト、マリーは、恋人と東南アジアでのバカンスを楽しんでいた。だがそのさなか、津波に襲われ、九死に一生を得る。それ以来、死の淵を彷徨っていた時に見た不思議な光景(ビジョン)が忘れられないマリーは、そのビジョンが何たるかを追究しようと独自に調査を始めるのだった。サンフランシスコ。かつて霊能者として活躍したジョージ。今では自らその能力と距離を置き、工場で働いていた。しかし、好意を寄せていた女性との間に図らずも霊能力が介在してしまい、2人は離ればなれに。ロンドンに暮らす双子の少年ジェイソンとマーカス。ある日、突然の交通事故で兄ジェイソンがこの世を去ってしまう。もう一度兄と話したいと願うマーカスは霊能者を訪ね歩き、やがてジョージの古いウェブサイトに行き着く。そんな中、それぞれの事情でロンドンにやって来るジョージとマリー。こうして、3人の人生は引き寄せ合うように交錯していくこととなるが…。~All Cinema~

2010年アメリカ映画。イーストウッド監督が「死後の世界」をテーマに映画を撮っていたことになんだか驚き。最後は温かい感情がじわっとこみあげてくるいい映画でした。登場人物たちには悲しい過去があった分、幸せになってほしいと思えました。

冒頭に津波のシーンがあります。多分、インドネシアかスリランカを襲った津波だと思います。津波が襲ってくるさまがあまりにもリアルで非常に恐怖感を覚えました。私自身は311の被害を受けていないのにあの時映像でみた津波が相当自分の中でもトラウマになっているのかもと思ってしまいました・・・。