71、72本目。

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監督:ジェシー・ネルソン
キャスト:ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファイニング

知的障害のために7歳の知能しか持たない父親サムは、スターバックスで働きながら一人で愛娘ルーシーを育てていた。妻はルーシーを生むとすぐに姿を消してしまったが、二人は理解ある人々に囲まれ幸せに暮らしている。しかし、ルーシーが7歳になる頃にはその知能は父親を超えようとしていた。そんなある日、サムは家庭訪問に来たソーシャルワーカーによって養育能力なしと判断され、ルーシーを奪われてしまう。どうしてもルーシーを取り戻したいサムは、敏腕で知られる女性弁護士リタのもとを訪ねるが、サムにリタを雇うお金などあるわけもなくあっさり断られてしまう……。~All Cinema~

2002年アメリカ映画。とてもいい作品でした。これまで本当に多くの素晴らしい映画を見逃してきたことを痛感しています。時間のある今のうちに少しでもキャッチアップしたいと思ってますが・・・。世の中にはいろんな人がいるからこそ、互いが影響を与え合って、助け合って、より豊かな社会ができるのではないかと改めて思った作品でした。

個人的に長く読ませていただいているブロガーの方が暫く前に「この世に障害者のひとがいるのは人の心から優しさを引き出すため」と書いておられたことがありました。この作品は彼女のその言葉を思い出させる内容でした。人に冷たく接してしまうのは、もしかしたら自分が傷つきたくない、弱みを見せたくない自身の警戒心の表れなのかもしれません。ストーリーが進む中、心を閉ざしていた隣人、エリートの弁護士、娘の里親、最後は皆、サムには心を開き、隠れていた優しさを見せるようになります。各所で流れるビートルズの名曲も心を打ちました。「アビーロード」のジャケット写真を思い起こさせるようなシーンも。泣けました。


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原題:THE GRAND BUDAPEST HOTEL
監督:ウェス・アンダーソン
キャスト:レイフ・ファインズ、F・マーレイ・エイブラハム

ヨーロッパの一流ホテルを舞台に、とある常連客をめぐる殺人事件とその遺産争いに巻き込まれた“伝説のコンシェルジュ”グスタヴ・Hとその忠実なるベルボーイ、ゼロ・ムスタファが、自らの誇りとホテルの威信を懸けて事件を解明すべく繰り広げる大冒険の行方をユーモラスに描く。~All Cinema~

2013年イギリス/ドイツ映画。ホテルを舞台にしたコメディ映画。あまり集中して観てなかったこともあるのですが・・・評価に比べていまひとつ私の理解が足りないようです。アセアセアセアセアセアセ
とても印象深かったのは映像の美しさでした。どの場面を切り取ってもレトロチックでかわいいと思わせる絵になるんです。エンドクレジットの最後まで気が効いた演出になっていてなんとも楽しく、おしゃれな映画でした。どちらかというと単館系で上映されるタイプの映画かと思いましたがアカデミー賞では9部門でノミネートされているそうです。

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