61~62本目。

イメージ 1

原題:CAROL
監督:トッド・ヘインズ
キャスト:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ

1952年、クリスマス目前の活気あふれるニューヨーク。高級百貨店のおもちゃ売り場でアルバイトをしているテレーズ。フォトグラファーという夢を持ち、恋人のリチャードからは結婚を迫られるなど、一見充実しているかに思えて、どこか満たされない日々を送っていた。そんなある日、ゴージャスな毛皮のコートを着た女性キャロルが、娘のクリスマスプレゼントを探しに彼女の売り場へやって来る。その美しく優雅な佇まいに一瞬で目を奪われ、強い憧れを抱くテレーズ・・・。~AllCinema~

2015年イギリス/アメリカ/フランス映画。映画ファンや評論家たちの間でためいき、絶賛の作品だったそうです。50年代のエレガントさがそこかしこに漂う印象深い作品でした。ストーリー的にはうけつけない人もいるかもしれないですが、圧倒的な映像美に酔いしれる思いでした。対照的な2人の女優さんの美しさも目が離せず。ケイト・ブランシェットのふとした目の動き、表情・・語りつくせない想いを語るようでした。ルーニー・マーラは往年のA.ヘップバーンを思わせるような可憐さ。雰囲気的にアメリカというよりヨーロッパの映画のような重厚感がありました。衣装やインテリア、車などあの時代の美意識には素晴らしいものがあったと思います。その一方で女性にはまだまだとても生きにくい時代だったのかと。観終わって現実に戻った時にやっぱりため息がでました。


イメージ 2

原題:THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL
監督:ジョン・マッデン
キャスト:ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、マギー・スミス

「恋におちたシェイクスピア」「コレリ大尉のマンドリン」のジョン・マッデン監督が、ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、マギー・スミスら英国を代表する名優たちの豪華共演で描くヒューマン・コメディ。インドで優雅なリゾート生活を満喫しようとイギリスからやって来た7人の熟年男女が、予定外のトラブル続きで喧噪と混沌に満ちた異文化の洗礼に見舞われて右往左往しながらも、やがてバイタリティに溢れたインドの空気に身を委ねることで思いがけず人生の喜びを再発見していくさまをユーモアを織り交ぜ感動的に綴る。~All Cinema~

2011年イギリス/アメリカ/アラブ首長国連邦映画。この監督の「恋におちたシェイクスピア」がとても好きだったので、こちらの作品も見てみたのですが、なんとも気分良い想いで見終えることができた作品でした。人生を楽しめるかどうかは・・・環境に適応できるかどうか、また自分が置かれた環境を積極的に楽しめるかどうか・・?そういうメッセージがこめられているように感じました。これもダーウインの進化論の応用かしら。