52、53本め。

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監督:グザヴィエ・ボーヴォアア
キャスト:ブノワ・ポールヴールド、ロシュディ・ゼム、キアラ・マストロヤンニ、
ドロレス・チャップリン、ユージン・チャップリン

1977年、スイス・レマン湖畔。出所したばかりのお調子者エディは、親友のオスマンとその幼い娘に温かく迎えられる。しかしオスマンは、入院中の妻の医療費が工面できずに追い詰められていた。そんな時、テレビでチャップリン死去のニュースが報じられ、2人は遺体が近所の墓地に埋葬されることを知る。そこでエディは、チャップリンの棺を盗み出し、身代金を頂くことを思いつく。さっそく、ためらうオスマンを強引に巻き込み、2人で行き当たりばったりの遺体誘拐計画を実行するが…。~All Cinema~

2015年フランス映画。実話をもとに作られたそうですが、とてもいい映画でした!これは誰かに観てほしいです。ニヤリラブラブ 印象深かったのは二人が捕まってからの裁判のシーン。検事や弁護士のひとたちの人間に対する洞察の深さに感銘を受けました。日本の受験秀才のひとたちの口からはこんな言葉は多分出てこないだろうなとも思いました。その後の展開にはもう目がうるうる。チャップリンの名作を思い出す場面がそこかしこに出てきます。切ないあの音楽も。そしてチャップリンの映画同様、この作品にも人間の温かさ、優しさが詰まっていました。

後で知ったのですが、チャップリンの息子さんが出演しておられました。娘さんも出ておられます。また不思議な魅力をたたえた女性が出てくるのですが、こちらもあとで出演者をチェックしたらマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの娘さんとのこと。ラブキラキラ





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監督:長崎俊一
キャスト:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、木村祐一

登校拒否になり田舎に暮らす英国人の祖母のもとに預けられた中学生の少女が、自然あふれる美しい庭に囲まれた素朴な田舎暮らしと祖母の優しい愛に包まれて日々を過ごす中で、次第に心の傷を癒やし成長していく姿を綴る。~All Cinema~

2008年。ベストセラーの映画化。多感な年ごろの女の子。おそらく普通の子供よりも感受性が強くてとても生きづらさを感じていたのでしょう。あんな年頃ゆえの不安定さと多感さに西の魔女「おばあちゃん」は優しい愛情でしっかりと正面から向き合ってくれる。学校では学ばない大切なことをこの少女はおばあちゃんとの暮しの中で学んでいったのだと思いました。なにげない場面で好きだったのは野イチゴを摘んでジャムを作るシーン。あと夜におばあちゃんが丁寧にいれるお茶と手作りのクッキー。これも観終わってから知ったのですが、イギリス人おばあちゃん役のサチ・パーカーはシャーリー・マクレーンの娘なのだそうです!二世が出演する映画を偶然にも続けて観てしまいました。