50~51本目。

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監督:マイケル・ムーア

「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」のマイケル・ムーア監督が、今度はアメリカの医療保険問題に鋭いメスを入れる社会派ドキュメンタリー。アメリカは先進国の中では唯一、公的な国民皆保険制度を持たない国。国民の健康保険の大半は民間の保険会社に委ねられている。そのため、高い保険料などが障壁となって、実に約4700万人もの国民が無保険の状態にあるという。しかしムーア監督は、営利を追求する民間企業が運営する現在の健康保険の矛盾は、高い保険料を払って加入している大多数のアメリカ国民にこそ深刻な影響を与えていると主張する。本作はそんなアメリカの医療制度が抱える問題点を、他の諸外国との比較や、医療の現場で実際に起きている治療を巡るにわかには信じがたい笑うに笑えない悲惨な事例の数々、さらにはお得意の突撃レポートを通して白日の下にさらすとともに、そうした不条理な事態を引き起こすカラクリとこうした制度を裏で強固に支えている歪んだ構造にも鋭く切れ込んでいく。~allcinema~


2007年アメリカ。アメリカの医療業界についてのドキュメンタリー。sickoとは「狂人」「変人」の意味。また「病気(になる)」はsickといい、そういう意味でかけてあるタイトルなのかと。いろいろと極端な演出がされているところも特徴的なのか、それもあって各国医療事情との対比がわかりやすかったです。人間の命までお金次第という現実を見せられたみたいですごく怖かったです。お金のない病人を道路に捨てにいく場面は背筋が凍りそうでした。20~30年のスパンをおいてアメリカの後をおいかけているような日本社会、対岸の火事とは思えないところです。笑い泣き 最後のほうに米国とキューバの医療事情の対比が出てきてゲバラの娘さん(医者)がインタビューされていました。

笑うに笑えなかったのはグアンタナモに収容されているアルカイダ関係者らには充実の医療が提供されているのに対して、911のビル倒壊の時に救助にあたった人たちがその後、病気を発症しても国から見捨てられてしまっている姿でした。「せめてアルカイダの人たちと同程度の医療を・・・!」とメガホンで叫ぶムーア監督の姿が現実かと思うと・・・。

マイケル・ムーア作品は実は今回初視聴。面白かった。他の作品もぜひ観てみたいと思います。

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監督:犬童一心
キャスト:野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、市村正親、佐藤浩市

天下統一目前の秀吉が唯一落とせなかった城として知られる“忍城(おしじょう)”の史実を基に、2万の豊臣軍に対し僅か500の兵で抵抗した果敢な籠城戦の行方を、領民から“のぼう様”と慕われた城代・成田長親はじめ個性豊かなキャラクターが織りなす奇想天外なストーリーと迫力の合戦シーンで描き出す。~AllCinema~

2012年。日本史が好きなのでどんな俳優さんがこの武将役をやるのだろう、と思いながら観る楽しみはあります。全体的には・・・とりわけあまり印象に残らないかも、な作品でした。ショボーン 野村萬斎さんの猿楽踊りの場面は面白かったです。