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原題:DANCER IN THE DARK
監督:ラース・フォン・トリアー
キャスト:ビョーク、カトリーヌ・ドヌーヴ、デヴィッド・モース

60年代のアメリカ。セルマは女手ひとつで息子のジーンを育てながら工場で働いている。彼女に対して愛情を持つ人々に囲まれ満ち足りた生活を送っていた。ただ一つを除いて。彼女は遺伝性の病のため視力が失われつつあり、ジーンも手術を受けない限り同じ運命を辿ってしまうのだった。そのために内職もしてジーンの手術費用を貯えていた。が、ある日工場を解雇されてしまい、貯めていたお金まで盗まれていた・・。歌手ビョーク主演のドラマ。カンヌでパルムドールと女優賞を受賞。
〜allcinema ONLINEより


アマゾンプライムで視聴。2000年のデンマーク映画。
やはり当時、話題になった作品でビョークのこの姿を各所で見かけました。

感想は・・・救いようのない、どうしようもなく悲しい話。最後まで観ているのが辛かったです。こんな理不尽なことがあっていいのかという、いまいましい想いが最後までつきまといます。こんな暗いミュージカルは初めて。もう・・・スカッとする映画No.1の「ショーシャンクの空に」の対極にあるようなむなくその悪さです。本当に悲しい、辛い、重い・・・。

・・と思わせるくらい、ビョークの演技はぶっちぎりです。何かが憑依しているのかと思うくらい真に迫っていました。そこにあの歌唱力。ココロにぐさっと突き刺さります。

映像もドキュメンタリーぽい撮影方法。そのためか不安な雰囲気がずっとさざなみのように醸し出されていました。自然光を取り入れた映し方がこれまたリアルな感じを出していました。残酷なストーリーと対照的なくらい映像は美しいのです。

次はもっとほっとする映画を観たいです。滝汗

美しいといえばビョークの同僚役にカトリーヌ・ドヌーヴが出てました。

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