
原題:Quartet
監督:ダスティン・ホフマン
キャスト:マギー・スミス、トム・コートニィ、
ポーリーン・コリンズ、ビリー・コノリー
オスカー俳優ダスティン・ホフマンが「戦場のピアニスト」などの脚本家ロナルド・ハーウッドによる戯曲を映画化した初監督作。老人ホームで暮らす元音楽家たちがホームの存続のために復活コンサートに挑む姿を描く。出演は2度のオスカー受賞を誇るマギー・スミスをはじめ、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズらイギリスを代表する名優が集結。ジュゼッペ・ヴェルディ、ヨハン・セバスチャン・バッハなどの名曲に乗せて綴られる笑いと涙の人生賛歌に心温まる。
〜シネマ・トゥデイより〜
ダスティン・ホフマンの初監督作品とのこと(2012年)。往年の名優が集う老人ホームが舞台です。しばらく前の昼ドラ「やすらぎの郷」みたいな感じ?
情感豊かなオペラの音楽が後押しして最後の場面にとても感動しました。出演はそれぞれが英国を代表する俳優さんたち。よく知らなかったので検索してみたら「ドクトル・ジバゴ」、「オセロ」、「ハリー・ポッター」などを始めとして有名な作品がずらり。

物語のベースはヴェルディが1896年にミラノにつくった「音楽家のための憩いの家」という音楽家のための老人ホームからヒントを得ているのだそうです。
ストーリーとは関係ないですが、とても素敵だなと思ったのは伝統的な英国風インテリアの数々。単調な白い壁色ばかりの現代日本の住居と違って色彩が豊かな壁紙。重厚なカーテン。艶やかな木の質感が伝わる品の良い家具、ソファやクッションの美しい色の組み合わせなど、培われてきた伝統と精神的な豊かさを感じました。こんな老人ホームなんて羨ましすぎました・・・。