
ひまわり畑を観に行った日、帰途にある
県立若狭歴史博物館に寄りました。

先日、新聞を読んでいたら小浜市のお寺から
徳川将軍の駕籠が見つかったという記事が掲載されていました。
家康の駕籠を除けば現存する唯一の将軍駕籠だとか。
9月上旬までこちらの博物館で一般公開中だとのことで
ちょうど良い機会と行ってみることにしました。
実物の写真撮影はNGだったのでこれはネットから
お借りした写真です。
徳川3代将軍家光から小浜藩酒井家の初代藩主、
酒井忠勝に贈られたものだそうです。

担い棒の部分は黒漆塗り、駕籠部分は溜塗総網代と
いわれるもので将軍が乗る最高級のものだったようです。
漆って腐食作用があるのでしょうか、
保存状態が非常に良いのがみてわかりました。
つい数十年前のもの?と思うほどでした。
将軍が乗るものなのに煌びやかさは全くなくて
実用第一の質実剛健という江戸幕府のイメージ
そのものな駕籠です。
酒井忠勝は徳川政権でも老中・大老をつとめ
家光のお守り役をつとめたこともある人物でした。
将軍からの信任も特別だったのでしょうね。
お寺の本堂解体工事の途中でこんな感じで見つかったとのこと。

ちょっと驚いたのはこんなお宝級の駕籠が
展示室に普通においてあるだけなんです。
あちこち触ったり、写真を撮ったりしている
お客さんが結構みえました。
展示状態を変えたほうがいいかもしれない・・・



こちらの企画展もみてきました。

(写真はネットから借用。)
和船といえば一枚の大きな帆をあげて進むこんなのが一般的ですね。

マストが複数ある洋式船と違い、
この型の船だと追い風の時は進みますが
逆風になると帆を畳んで
港で風待ちをするしかなかったという。
あと和船には洋船のように甲板がないのです。
船内に積みあがった荷物も嵐にあえばずぶぬれだったそうです。
これも江戸幕府の海外渡航禁止があったためといわれてますが
この型式の船では難破事故も多かったらしく
随分効率の悪いものだったようですね。
こんな船が昔は日本の津々浦々を巡っていたのかと・・・。
帰りはミスドによってこの夏初めてのかき氷を食べました。
私は冷たいものを食べると体調が悪くなりがちなので
かき氷は滅多に食べませんが久しぶりに・・・。

こちらの氷はきーんと来ないものだったので
ちょっとはましだったようです。