7月も今日で終わりです。
もう十分暑い時期を過ごしたと思っていましたが
夏はまだまだこれから・・・









本棚から司馬遼太郎先生の本を20年以上ぶりに
引っ張り出し、ここ数日読み直していました。
独特の文体、的確、絶妙な比喩表現がいいです。

しょっちゅう横道にそれるエッセイ、それで結局、
本題に戻ることないまま終わったりとか。
司馬さんいわく
昭和の一時期は日本史の中で「鬼胎」の時代だったと。
幾度となく言及されている統帥権がそのきっかけを作り、
明治国家にはあったリアリズムが昭和になると
失われ、それが国を亡ぼすことになったと。
全部で6巻ありますが、月末までに4巻までしか
読むことができませんでした。

徹子さんのように80歳を超えてもなお
現役でばりばりと仕事をされている方のことを
とても羨ましいと思っていますが
読んでいて、はっと気づかされたことがありました。
長生きすることはそれだけ多くの親しい人たちを
「送る側」に立つということ。
その都度何度も寂しさ、悲しみを経験するということ。
お兄ちゃんと呼んだ渥美清さん、
お母さんと呼んだ沢村貞子さん、
親友だった向田邦子さんのこと、etc., etc...
坂本九さん、森繁久彌さん、赤塚不二夫さん・・・
当時の交遊が語られています。
歌番組「ザ・ベストテン」放送時の久米宏さんとの
エピソードも興味深く読みました。

世界最高峰の知性が語る未来について。
インタビューの顔ぶれをみたときに
ぞくっとして思わず手にとりました。
世界はどこへ向かうのか。
それぞれの見立てが書かれています。
AIと格差は世界を滅ぼすのか。
彼らの間だけでも見通しはそれぞれ異なっていて
30年後にはいまでは殆どの人が想像もしてない
世界が広がっているのでしょう。
著者が最後に語っている
実際に未来を形づくっていくのは未来への思考であり、
思考から生まれる意志そのものである、という言葉を
心に刻みたいです。


興味の対象としてわりとよく読んでいるのが
気学と健康関連の本です~。

今月は全部で12冊。(*^-^*)