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朝倉氏遺跡見学の続きです。
城館跡と併せて見学しました。
朝倉氏時代の城下町が実際の遺構の上に再現されています。

建物や区画は発掘で出土した礎石や遺構をそのまま利用して
厳密に復元されたもので大変見応えがありました。

江戸時代の町並みは各地でもみることができますが
室町期のものはとても珍しいですね。
野趣に富んだ感じというか。
時代を感じます。(*^-^*)

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入り口に近いところは商人らの住居群。


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むき出しの土壁、屋根には石の重し。
住居のこんなところに井戸があったのかとか
トイレの場所とか、家の内部や庭など細部まで
忠実に再現されていて
当時の雰囲気を感じることができました。 


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こちらは染め物屋さんでしょうか。

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土間に染料の入った甕が並べられていました。

石垣の様子です。

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この町並自体は織田信長の襲撃で焼失しましたが
石垣は残りました。

しかし遺跡の発掘が始まるまで大部分が土に埋もれ、
写真の白っぽい部分だけが地面から出ていたそうです。

石垣の石も出土したオリジナルを使用しているとか。
端面がきれいに整った江戸期の石垣とは
全然違う、まだまだ原始的なもの。
野面積とかよりもずっと前。
こういうの大好きです~。

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こちらは武家屋敷跡。
敷地内の端のほうに鍛冶やさんや職人らの作業場跡みたいなのがありました。
この武家ではそれら職人さんたちを養うだけの財力があったのですね。

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門構えも立派です。
この武家屋敷と最初のほうの商家、すぐ近くに隣接しているんです。
江戸時代は武士と町人が住むエリアはもっとはっきりと分けられていたと思うのですが
朝倉氏の城下町では武士や町人らが互いに近くに住んでいたようです。
お医者さんも身分の違いなく診察、治療を行っていたとか。
後年の厳しい身分制度もまだ確立していなかったということでしょうか。

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武家屋敷の内部。囲炉裏がありますが
北陸の冬にこれだけでは相当寒かっただろうなぁと
思わずにいられません~(*´ω`)


この屋敷の座敷部分に2メートルもあるという大太刀の
実物大パネルが飾ってありました。
天下一の太刀使いといわれた真柄十郎左衛門が使用したもの、と
ガイドさんから伺いました。
あの豪傑が朝倉氏の家来で、この地の人だったことを思い出し
感慨深い思いに捉われました。

太刀の実物は熱田神宮の宝物館の保存されています。
以前、熱田神宮を参拝した際に目にしたことがありました。
どうやってこんな長大な刀を振り回せるのかと
思いながら眺めた記憶があります。
こうやって過去の記憶がつながっていくのが楽しいな、とも感じました。(*^-^*)


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この日は偶然、とても良いボランティアガイドさんに行き合わせたおかげで
町並み、遺跡とも非常に興味深く見学することができました。
資料をもっと読み直して、ぜひまた再訪したいところです。

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この町角は吉永小百合さんがCMで立っていた場所だそうです。(*^-^*)



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CMといえばソフトバンクのCMでも一乗谷がロケ地に使われました。
白戸家のお父さんはココの出身、
おばあちゃん(若尾文子さん)が今も住んでいるという設定だそうです。(^-^;
CMで使われた橋だそうです。↓

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ガイドさんから伺がったのですが、
お父さん役のわんちゃんは
10匹くらいいるそうな。

その日の機嫌とかコンディションで
どのわんちゃんに出てもらうか決めていたそうです。
10匹もいたとは。それこそ影武者ですね。(*^-^*)
You Tubeでも一乗谷編がありました。