
この夏は仕事で忙しくしていたので読書時間をあまりとることができませんでした。
本の選択もなるべく簡単なエッセイや読みやすい内容のものが多かったです。
以下、記録として・・・
「半島へ・・」は、かつて北朝鮮に拉致されていた著者が韓国を旅して
北朝鮮と韓国の文化について考える・・・といった内容のものでしたが
北朝鮮についてのくだりではなんともあたりさわりのないことに
終始している感が強く、正直なところ期待していたものとは違う内容でした。
拉致問題がまだ解決されておらず、帰国が実現していない日本人の方々が
多くいらっしゃる現状ではこの国についてあまり踏み込んだことは
書けない・・・という理由があるように感じました。

「美しいものを・・・」は美容部員や販売員を対象に書かれた一冊。
販売という仕事に就くにあたっての一冊です。
人と話していてこんな言い方をされると嬉しい、あんな言い方をされると
不快に感じるというのは私にも身に覚えがありました。
社会で働くことは人と人の関係が基本にあることを考えると、
無関係の人でも結構ためになりそうです。
「橋をかける」の著者は畏れ多くも皇后陛下の講演の記録です。
温かくお優しい人柄が感じられる内容でした。
人生の一日一日を丁寧に大切に生きていきたいと感じました。

佐藤さんの著作は毎月少しづつ読んでいます。
著者の人間についての洞察は得るものが多くあるように感じます。

「死ぬほど・・」の著者は伊藤忠商事前会長、元中国大使を務められた方。
ひとは仕事をすることでこそ磨かれるという内容はうなずけるものが多かったです。
本をたくさん読むだけでもだめ。仕事に生かし、より多くの経験をすることで
より深い人生を生きられる。なるほど。限りある人生、より深く堪能したいものです。(^-^;