
「茶の湯」展を後にして次は東京都美術館で「バベルの塔」展を鑑賞へ。
天まで届く塔を建てようとした人間に神が怒り、
人間同士がコミュニケーションできないようにしたという
聖書の物語を題材にしています。
まるで細密画のような絵でした。たくさんの人が観覧に来ているので
じっと絵の前で立ち止まるわけにはいかず、移動しながら観るという感じで鑑賞。
そういうわけで数秒間しかこの絵の前にいることができませんでした(T.T)
でもこの作品の近くに300%拡大した複製画が展示されていたり、
3次元のコンピューターグラフィックスの映像を観ることができ、
ぱっと数秒間、この絵の前に立ち止まっただけなら、
ほぼ見逃しているだろう内容をいろいろ知ることができました。
米粒と同じくらいのサイズの人間がここに1400人も描かれているようです。
煉瓦や作業道具一つ一つなどまでが実に丁寧に描かれていて
繊細かつ壮大な作品とでもいうか。
毎年、奈良の正倉院展に行くと単眼鏡で
じっと展示品の細部を観ておられる方がいるのですが、
今回はそれがあったら良かったなと思いました。
ブリューゲル以外にも奇想の画家といわれる
ヒエロニムス・ボスの作品も鑑賞することができました。
こちらも鑑賞の理解を助けてくれるわかりやすい解説がためになりました。
時間的に余裕がなかったこともあり、
一日のうちで複数の場所を巡りました。
ひとつのものを観てそれをしっかり消化するまでに次というふうに
移動していたので気持ち的にやや慌ただしい一日に。
いつになるかわからないですがまたゆっくりここを訪れたいです。(*^-^*)
