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東京滞在2日目、ホテルをチェックアウト後、靖国神社へ参拝に行きました。
緑が濃い神社の参道が続いています。
鳥居をくぐってすぐのところに
近代日本陸軍の創設者である大村益次郎の銅像がありました。

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靖国神社は近代国家建設を目指す戦争で亡くなられた人々の霊をなぐさめるために
明治天皇が1869年に建てられた東京招魂社が始まりです。

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お詣りを済ませ、境内にある遊就館を見学しました。
近代的なガラス張りの建物です


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入ってすぐのところにはゼロ戦や戦車、機関車などが展示されていました。

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この機関車は泰緬鉄道の開通式に使用したものだそうです。

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内部は一部を除き、写真撮影不可でしたので写真はありません。
展示物はヤマトタケルノミコトの時代のものから始まり、日本の成り立ちや
日本が歩んできた歴史が展示されていました。

靖国神社を参拝したのは今回が初めて。遊就館も初めて。
「靖国史観」というのはこういうことなのかと。
これまで日本の首相が靖国に参拝すると
どうしてここまで海外メディアから叩かれるのかと
思っていましたが、その理由がよくわかりました。

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この場所に関しては大変複雑な気持ちです。
太平洋戦争で命を落とされたひとりひとりの方々に対しては
鎮魂の思いをただただ深くするのみでした。
一昨年、知覧を訪れた時と同じ思いでした。
知る限り、立派な司令官の方々もたくさんおられたと思います。

一方で一連の展示の仕方には違和感を覚えました。
客観性を欠き、「日本は全て正しかった」と
感情的に主張しているようにしか思えないのです。
きちんとした歴史の検証がなされないまま
現在に至っているように感じました。

海外でもそうした場所は多々ありますが、
そこへ政治家が公式に参拝することについては疑問を抱きます。
ここに眠っておられる幾多の方々の魂を否定することはあってはならないのですが。

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