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3時にホテルにチェックインした後、歩いて兼六園へ。
真弓坂口から入りました。

みんなが記念写真を撮影する「ことじ灯篭」。

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金沢を訪れるのは今回で4度目か5度目。
これまでは仕事が休みの日にしか来たことがなく
灯篭を背景に写真を撮るのさえ、いつも順番待ちが当たり前でした。
こんなに人が少なくて歩きやすい兼六園は初めて! ヽ(^。^)ノ

兼六園のもうひとつのシンボル的な「唐崎の松」。
見事な枝ぶりです。
13代藩主・斉泰が琵琶湖畔の唐崎から種子を取り寄せて
実生から育てた黒松だそうです。

晩秋になると雪吊りがかかる松で有名ですね。

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どうも私たちが訪れる少し前に雪吊りは外されたようです。


兼六園熊谷桜。
樹齢300年といわれ水戸藩から送られたと伝わっています。
4月半ばに開花するそうですが、こんなに大きな桜の木が
満開になった時の様子はどんなに華やかな空間になることでしょう。

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ちょっと戻って噴水のあるところへ。

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近くに団体の観光客グループがみえたので
それに交じってガイドさんの解説を聞いてみました。

この噴水はことじ灯篭のある霞ケ池を水源としており、
水面との落差を利用して3.5mの高さまで
水が吹きあがるようになっているそうです。
現代では公園に噴水があっても当たり前の風景ですが
作られたのは19世紀半ばと日本最古のものなんだとか。

根上りの松。

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根っこの部分が地上から盛り上がっています。

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ガイドさんの話を聞いていたら、
盛り土をしてその上に松を植えて、後でその土を取り除いて
根っこ部分が地上にみえるようにしたものなんだとか。
比較するものが写っていないので大きさが分かり辛いですが
この根上部分は2mもあるそうです。

13代藩主斉泰の時に植えられました。
このお殿様の時代はこんなふうにお庭いじりに
手間暇をかけられるくらい
平和な時代だったのだなとふと思いました。

この松の木も枝が四方に張り出して壮観な眺めです。

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梅林。

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昭和44年に全国の名梅を集めて植樹されました。
紅白の梅の花が約200本。

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全体にはまだ半分も咲いていません。
三重県はもう梅は終わって次は桜、というステージみたいですが
北陸にいるとまだまだ寒いよーという感じです。

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傷ついた松の木。

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太平洋戦争末期、石油が枯渇していた日本軍は石油に代わる燃料として
松脂を採取してこれで飛行機を飛ばそうとしていました。
その時の傷だそうです。
松脂を使わなくてはいけないほどまでに
追いつめられていたのに戦争を止められなかったんですね。
戦争の傷跡をビジュアルで見せられたような気分でした。