
加賀藩3代藩主前田利常の隠居城として使われたお城です。
1615年の一国一城令で、一旦は廃城となったのですが
隠居城ということで再築されました。

城の面積は金沢城の倍近い56万㎡に及ぶ広大なものだったそうです。
お城の面積の3割を堀が締めており、その様子から「小松の浮城」とも呼ばれた名城であったとか。
前田利常という人は京都の桂離宮の造営に尽力したほか
京風文化を加賀に取り入れることにもつとめ
雅やかでキラキラな加賀文化の発展・開花に寄与した人物です。
そんな人が隠居城とした小松城は残っていればどれほど文化的に優れたものだったろうかと
想像されますが、残念なことに明治の廃藩置県で払い下げられ
石垣は崩され、堀は埋められてしまうという運命に。(T_T)/~~
現存する天守台。小松高校のグラウンドの一角になっています。

「切り込みハギ」という工法で積まれた石垣。
石を直線的に削ってブロック状に積み上げられてあります。
精緻な積み重ねは洗練された印象です。
先日の正倉院展のお宝のように昔のものを保存、伝承していくには
非常に多くの労力と文化への理解が必要なのかと思いました。
この後、近くのカフェへ。

店内もすっきりとした空間で、居心地の良い感じでした。
ゆったりしたソファの席はあいていなかったので窓側のテーブル席へ。
スフレとホットケーキをそれぞれ注文しました。

ガレットが美味しいようですが、ランチタイムを外してしまったので
いただくことができませんでした。(T.T)
カフェメニューもとても美味しかったです。
ごちそうさまでした。(#^^#)
Bridge
石川県小松市大領中町1-8
