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母が昔から健康オタクで実家の本棚にはこの類の本が
いっぱい詰まっていました。血は争えないのか(?)、
年齢を重ねた私も最近はこの類の本に手を出すことが多くなりました。(^-^;

著者のことは下にもあるムラキさんの著作の中で知りました。
(この方の本の内容自体はいまいちでしたが・・・)
彼女の本の中に「がん細胞は汚れた血液のフィルターのようなもの」と書かれていて
「へ??」と思って、そこで紹介されていた石原先生の本を手にとってみました。
「がんは血液の浄化装置」であり、局所にできたがん細胞を切り取っても、
血が汚れている限り転移する、という学説があるようです。

この本はここ数年、よくいわれる「少食療法」についての本です。
「免疫」という言葉、聞きなれた言葉ですが「疫=病気」を免れるために体に備わった能力のこと。
これは白血球のこと。身体に入ってきた悪いものを食べて駆逐してくれる存在なのですね。

お腹いっぱいに飲食をすると食物中の栄養素が胃腸から血液に吸収されて
血液状態もよくなる。するとそれを食べた白血球も満腹になり、外部からばい菌が侵入してきても
がん細胞が発生しても、お腹いっぱいなので「食べようとしない」のだそうです。
それが「免疫力が落ちる」ということになっているのだとか。

逆に空腹のときは血液中の栄養状態も低下するので白血球も充分に栄養がとれず
空腹状態になるのでばい菌やがん細胞を貪食、処理する能力が高まるのと。
病気をすると食欲がなくなるのは「白血球の力を強めて病気を治そうとする反応」だと
言われると、ほぉー、と納得できました。(^-^;

人類の歴史は飢えてきた期間がとても長かった。飽食の時代に突入したのは
ここ数十年。この期間、過去にはなかった病気が増え、病人が減る気配がないのは
「食べ過ぎ」が原因ではないのかというのが著者の主張。(著者はお医者さん)

実際、動物実験でも与えた食べ物が少ない動物のほうが長生きするし、
病気にもならないという臨床データがあるのはテレビでも観たことがあります。
少食といっても「飢えて食べられない」と「節食」とはまた違う意味があるのですね。

著者がお薦めしている生姜紅茶(紅茶に生姜と黒糖をいれたもの)をここ数日
飲んでいますが、お腹の調子がとてもいい感じです。(#^^#)
超高齢化社会に入っていく中、医療費は増大する一方。
健康であることはひとつの財産だと思うので、こういう面でもたくさん知識を
増やしたいなと思っています。


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著者はライフネット生命の社長。
読みたい本を探すため定期的にチェックしているHONZという読書サイトで知りました。
すごい読書量の方でその知見の深さに驚くばかりで。どんな人なのだろう、とAmazonで
著作を調べて買って読んでみたら面白くて、最近、何冊もこの方の著作を読んでいます。

「旅と読書で学ぶ」というタイトルに共感を覚えたのでこの本を手に取りました。
著者の足元にも及ばないレベルですが、これまでの人生の中で
私もやっぱり「旅」と「読書」からはたくさん得るものがあるように感じていたからです。
また心を豊かにしてくれ、視野を広めてくれるという効果もあるように思います。
単純に楽しい!と思うのが一番の理由ですが~。(;´∀`)

著者は蓄積された自分の知識をもとに「数字、ファクト(事実)、ロジック(論理)」という
観点から物事をみれば、感情的なものに左右されず
かなりの確度で正しい判断ができるといっています。

また「直感で決めたらうまくいった」という言い方がよくありますが、
それは頭の中にある過去の経験や知識の集積があるからこそなのですね。

あと、もうひとつ心に残ったのは
「本気でビジネスを成功させたいなら、人間を理解することに尽きる」という著者の言葉。
ビジネス書よりも歴史書や自叙伝、小説などを読むほうがはるかにビジネスに役立つと。
そういうことで著者はビジネス本は書いているけど、
ご自分ではビジネス書の類は殆ど読まないそうです(^-^;
確かにビジネスに関係なくても、よりよく生きていく上で押さえておくべきは
「人間を理解すること」ではないかと思います。

私は大学時代は文学部に在籍していました。
入学して最初の講義の時に先生が、文学部は「人間とは何か」ということを学ぶところです、と言われました。
でもその時の自分には何も響かず、文学をやっても社会で役に立つわけでもないし、、、と
あまり力を入れて勉強した記憶はなかったのですね。

社会人になって一番大事なのは人間関係、、と思うことが多く、
今頃になって師の言葉がじんわりとわかるようになってきたように感じています。
今後も読書の方向性としては「人間を理解すること」にテーマを置いた本選びをしていきたいなと
思っています。(#^^#)

今月読んだほかの本・・・

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