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夕食の時間になり・・さて、どこで食べようか、と
ホテル近くの飲食店街をうろうろ・・としていたところ
ガイドブックに紹介されていた香蘭亭の看板を発見。
入ってみることにしました。

まだ他の飲食店はガラガラなのにここだけは既に満席で
5-6組の待ち客がみえました。
名前を書いて待つこと20分。テーブルに案内されました。

お店は1934年の創業。老舗の雰囲気がただよう立派な店内でした。

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ボリュームがそれほど多くなく、でも、できたらいろいろ楽しめる内容で・・
ということでセットのコースメニューを注文しました。
以下、二人分のものをシェアしていただきました。

最初はお店の看板メニュー?太平燕(タイピーエン)。

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当時の九州華僑のひとたちが作り出した中華料理のひとつだそうです。
他にはスーパイコ(酢豚)、パリパリ焼きそば、
皿うどんなど、これも華僑料理なのですね。

この料理のことを今回の旅で初めて知ったのですが
麺が春雨なのです。それも緑豆100%でできたもの。
一般に市中で出回っているものはデンプンが混入されているものが多いです。
これに野菜がたっぷりと使われています。
鶏ガラ&豚骨の薄く白濁したスープに味付けは塩のみ。
素材の味をしっかり引きだす味付けにされているのですね。
これが大変あっさりとした食感でとても食べやすく、なんとも優しい味。
初日にいただいたこってり熊本ラーメンとは対極にあるような感じです。
玉子は揚げ玉子。これも美味しい。

次に運ばれてきたのが酢豚。これも人気料理だそうです。

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カリッと揚がった豚肉にとろりとしたあんがかかっています。
表面のカリッとした食感とは反対にお肉はもっちりしていて
美味しいです。味付けも上品な甘辛さで、しつこくない。

鶏のからあげ。
こちらも表面サクサク。でも内側ジューシー。香ばしさもたっぷり。
一個のサイズが大きいのでこれで十分満足です。

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エビチリ。
海老のプリプリ感すごい。甘辛ソースの絡み具合も最高です。
やっぱり全然あぶらっこさとか、しつこさを感じない上品な味でした。

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最後は炒飯。
ご飯がパラパラでしっかり目の味付けになっていて
これも本当に美味しかったです。

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最後は杏仁豆腐のデザートでした。

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お会計は一人1600円くらいでした。
この価格でこんなに上等な料理がいただけて
大満足です。人気店なのも納得のレストランでした。
今度熊本に行ってもぜひここは再訪したいお店です。
とても美味しかったです。ごちそうさまでした。

香蘭亭
熊本市中央区安政町5-26

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