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旅行3日目、熊本城へ行きました。
今回の旅行ではどうしても行きたかった場所が知覧とここ熊本城。
雲一つない快晴の空に恵まれ、
広い敷地内での散策をじっくり楽しみました。

ホテルからは徒歩数分の距離にありましたが、
とにかく広い~
往時に比べたら随分縮小しているものの、
一回りぐるっと歩くとかなりの距離です。
さすが日本三名城のひとつと謳われるだけある立派なお城でした。

天守閣、本丸御殿は西南戦争の3日前に原因不明の出火で焼失しており、
現在の建物は昭和35年に外観復元したものだとか。

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有名な二様の石垣です。
上に行くに従って傾斜が急になっています。
「武者返し」と呼ばれていて敵が石垣を登ろうとしても、
途中で滑り落ちてしまうように設計されているそうです。

手前の石垣が加藤清正時代、後部にみえる石垣が
後の藩主、細川家の時代に築かれたもの。
時代と共に石垣の建築技術も進歩し、傾斜も急になっています。

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各所にある石垣もその見事さにも圧倒される思いです。
すごい迫力。本当に見応えがあります。

城内でもうひとつの見どころ、復元された本丸御殿。
ここは玄関口にあたる大広間です。
藩主の威厳と共に日本独特のミニマリズムの美的感覚を感じます。(#^^#)

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奥にある書院。
構造や装飾、全て往時のものを再現したものだとか。
宮大工さんが金属の釘を一本も使わずに再建築したものだそうです。

ここは藩主の会見の間で、本丸御殿の中で最も格式の高い造りになっています。
大名文化の粋を感じる空間です。

秀吉子飼いの武将であった清正公は豊臣家への忠誠心がとても
強い人で、この御殿もいつの日か秀頼公を迎えるためにという
心づもりで造られたものだったとか。


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漆塗りの折り上げ格天井はひとつの格間が90cm四方もあり、
金箔の上に花の絵が描かれています。

時代が徳川の世になっても尚、自分を育ててくれた
秀吉への忠義を忘れなかった清正公の人間性が伺えます。
最後は毒殺されたという噂もあったほどですが、
多くの人に人気のある武将であることも納得です。

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城内はまさに「青葉」の季節。
山ほととぎす、初鰹と共に大金を払ってでも観る価値があるのが
今の時期の新緑だと思います~(*^▽^*)

漲る生命力を感じる今の時期の緑にはエネルギーを感じるとともに
心も癒されるように思いました。

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