
先週は建築家の安藤忠雄さんの講演会を聴きにいってきました。
70代を迎えられた今も現役で大活躍されています。
とてもパワフルな方。話し方も面白くて90分があっという間のようでした。
今後生きていく上で大切なことについてたくさんためになる話を
してくださいました。
アジア諸国は急成長していて激動の最中にあるのに
日本だけが止まっていると仰っていたことが印象に残っています。
私も海外から日本をみた時に同じように感じていました。
そして日本の人はこれまで通り、将来も豊かに行けると思っているが
これからは決してそうではないということ。
いい大学に行くことよりも、人生の中で本当の「豊かさ」は
どこにあるのかそれを考える必要があるとも。
人生100年時代にはどう生きるかというビジョンを確立し、
好奇心を持ち続けることが大事だということ。
なんでも「面白いと思う好奇心」が生きる力の原動力になるのだそうです。
そして自分のためだけでなく、「公共」のために良いものを
残す努力が必要であると。
どんなことでも、もう一歩、進んでみればそこに必ず面白いことがある、
という言葉も心に残りました。
安藤さんは昨年も膵臓にがんが見つかり、それ以前の時の手術も
含めると、十二指腸、胆嚢、胆管、膵臓、脾臓の全てをとってしまわれたそうです。
こんな状態で元気に生きている人はいないとお医者さんに言われたそうです。
それでも今も海外プロジェクトに多く携わり、たくさんの社員を事務所に抱え、
こうして講演会もされています。生きたいという気持ちがそれを
可能にしているのだ、って。本当にすごいなと思いました。
病気も安藤さんの気迫には負けてるのじゃと思ってしまいました。
これからもどうか元気でいっぱい活躍し、
若い人たちをインスパイアし続けてもらいたいです。(*^▽^*)
