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北川村のモネの庭を訪れた後、
幕末の志士、中岡慎太郎の生家を訪れました。
彼はこの地域の大庄屋の息子として生まれました。
北川村ではゆずの栽培が盛んですが、
中岡慎太郎の奨励で始まったのだそうです。
以前、ここを訪問した際に下記記事を書きましたので今回は省略します。

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大河ドラマ「龍馬伝」で中岡慎太郎役を演じられた
上川隆也さんが植樹されたという柚子の木がありました。
桃栗3年柿8年といいますが、この後に
「梅はすいすい13年、柚子は大馬鹿18年」と続くそうです。
柚子が実をつけるのはまだまだ先のことになりそうですね。(^^;
生家は田舎の山の中。
鳥の鳴き声と風に木の葉がそよぐ音しか聞こえないところでした。

次に向かったのが三菱グループの創業者岩崎弥太郎の生家です。

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岩崎弥太郎は高知市から20キロほど離れた安芸の人です。
先祖は長曾我部時代は長曾我部氏に仕え、山内氏入国後は
地下浪人として農業を営んでいたそうです。

前回訪れた時は観光客の姿は殆どなかったのですが
久しぶりに訪れてみたら、広い駐車場が整備され、生家の前には
仮設ではありますがカフェもできていました。
入り口にボランティアのガイドさんがいらっしゃり
案内してもらうことにしました。

ドラマの影響ってすごいですね。「龍馬伝」が放映された年は
人口2万人の安芸にある、この岩崎家に20万人の観光客が訪れたそうです。

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ガイドさんの説明によると小さい頃の弥太郎さんは
周囲の大人ももてあますほどのガキ大将だったとか。
この庭石は子供時代の弥太郎が天下を夢見て組んだものだそうです。

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日本列島の形を模してあるのです。(*^_^*)
大志を抱いた少年だったのですね。
時代が彼を後押ししたということもあると思いますが
時代の変わり目には本当に面白い人材がたくさん出てきますね。
当時の日本に充満していたエネルギーの強さを思わずにはいられません。

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生家は現在もとてもきれいに維持されています。
ガイドさんに説明を聞いている途中で
とても品の良いご夫婦がいらして挨拶してくださいました。
伺ったところ東京の岩崎家より委託を受けて
この家の管理をされている方とのことでした。

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幟がひっくり返った写真ですみません。仮設のカフェで。
この日は雪が舞っていたほどの寒い日。
とても屋外で飲食する気にはなれず、持ち帰りで
コーヒーを買って車の中で飲みました。(^^;

ところでこの「小岩井農場」。
「小岩井」とはずっと東北の地名かと思っていたのですが
そうではないことを今回初めて知りました。
小野さん、岩崎さん、井上さんという
3人の苗字の最初の漢字を並べたものなんだそうです。
そのうちの「岩」が岩崎彌之助、弥太郎の弟さんです。
岩手県南部の不毛の原野を開墾し、
ヨーロッパに倣った本格的な農場を目指して
造られたの会社だそうです。
スケールの大きな話をいろいろ教えてもらえたような日でした。