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今年は和洋2種類の新春コンサートに行きました。
「洋」は先日のモーツァルト・コンサート。
この週末は「和」のほう、雅楽を聴きに行ってきました。
新春といっても、1月も半ばを過ぎると慌ただしい日常に戻り、
もうすっかりお正月気分は消えてしまっていますが、
この休日はちょっとそれを忘れて平安の雅の世界へ・・(^-^;
 
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ステージにはこんな舞台もしつらえてあって
演奏と舞楽の両方を鑑賞することができました。
(ウエブサイトからお借りしました)
 
青海波、万歳楽・・昨年現代語訳で読んだ
「源氏物語」でもその場面が描かれていました。
小説の中で光源氏と頭中将が舞う青海波の場面の記憶を
ステージ上の演奏に重ねながら鑑賞しました。
 
音響設備の整ったコンサートホールで聴いたためか
それぞれの楽器の響きが非常に鮮明でした。
最初に聴こえた笙の音色が
まるで一本のシルクの糸のように細くて艶やかで
本当に美しい音色で感動しました。
 
雅楽は世界最古のオーケストラと言われているそうです。
ユネスコの無形文化遺産です。
古代アジア諸国からシルクロードを通り、唐や朝鮮半島を経由して
日本に伝わったのが1300~1400年前。
その後、日本で洗練され完成度を高めていった・・という歴史があります。
西洋でオーケストラが生まれる何百年も前に、
日本では既にオーケストラでの演奏形態が完成していたんですね。
 
中国や朝鮮半島ではもはやそれらの芸能は歴史のどこかで
消えてしまっているのに、日本の場合はそれが現代にまで伝承されています。
伝統を絶やすことなく伝えてきた先人の努力に敬服の念を覚えます。
最後にプロデューサーの方が
「1300年前の音楽を現代に楽しむという贅沢」
ということを話して下さいましたが、
こうした経験は本当に贅沢なことだと思います。
 
そういえば西洋のクラシック音楽はしょうっちゅう聴きに行っているのに
自分の国の伝統音楽については殆ど知らないのですよね・・・。(-_-;)
せっかく日本に住んでいるのにこんな芸術を知らないのはもったいない。
もっと積極的に日本の伝統芸能に触れる機会を持ちたいものです。
そういうわけで今年も「ココロの贅沢」だけは
時間とお金をケチらずいきたいと思います。(^-^;
 
そしてコンサートの後は館内のカフェでお約束のスイーツタイムでーす。
 
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シフォンどら焼きをいただきました。
生クリームと餡がついていました。
餡は井村屋のものを使っているそうです。
どら焼き(本当にどら焼きと呼んでいいのかな。笑)は
シフォンケーキのように空気を含んでふわふわ。
和紅茶と合わせていただきました。
最近、ココの食事メニューはいまいち感が強かったけれど
このスイーツはすごく美味しかったです。
幸せな週末の午後でした。
 
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