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先日、天台宗の声明とグレゴリオ聖歌の
コラボ・コンサートを聴きにいってきました。
詳しくはこちらを。
 
第1部は天台宗の声明。
声明をコンサートホールで聴くのは始めての経験です。
お坊さんの豪華な袈裟がお能の衣装みたいで
絢爛豪華なのが印象的でした。
声明を聴いているとなんだか法事を思い出してしまいます。
でもひとりひとりの声量がすごい。
何を唱えているのか皆目わからずでしたが、聴きいってしまいました。
 
その後、休憩を挟んで第2部のグレゴリオ聖歌。
紫色の服の上に白いスモックを着た聖歌隊の方々が登場。
こちらもラテン語なので全然意味わからず。($・・)/~~
 
声明の時からだったのですが、声を聴いていると
不思議と心が癒され、そこまでは良いのですが
眠くなってしまうのです。(>_<)
あーやばい、寝てはいけない、と思っていたのですが
目を閉じて聴いていると本当に気持ちいい。
今までたくさんのコンサートを聴きに行きましたが
こんなに眠くなったことはありませんでした。
 
コンサートの始まりから7合目くらいのところまでは
半分夢ごこちで聴いていました。
 
が、途中、ソロで聞こえてきた歌声ではっと目が覚めました。
その声がとても高尚で、心に染み入るというか、魂に響くというか
意味が全然わからないのに、なぜか突然涙が出てきそうになって・・・。
その歌声の中に濁ったものが全くない
非常に澄んだ気高い美しい心を感じたのです。
こういうものが人間の心を感動させるのか・・、と。
 
そして次は聖歌と声明の合唱。
ラテン語と声明がミックスしたらどうなるのかと思いましたが
本当に美しい響きなのです。うまく表現できないですが
宗教は違えど、天(神様や仏様)へ捧げる歌には共通する
崇高な響きがあるように感じました。
 
アンコールには聖歌隊の方々が「きよしこの夜」を
声明では「いろは歌」を。
こちらは聖歌隊の方々も一緒に歌ってくれました。
 
当初はそれほど期待せず行ったのですが
予想以上に良かったです。客席が半分くらいしか
埋まっていなかったのがなんだか残念。
 
最初は眠いなんて思ってしまって本当に失礼でした。( ̄▽ ̄)
心が清々しくなる素晴らしいコンサートでした。
でも聖歌はやはり本場の教会で、声明はお寺のお堂で
聴くのが一番良いかも?
 
この後、名張のイングルサイドカフェへ。
香り良い紅茶と、ケーキ&スコーンと共に
再び俗世間の喜びに浸りました。(#^^#)
充実の週末の午後でした。ごちそうさまでした。
 
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