イメージ 1
 
日本の三大山城のひとつ、美濃岩村城を訪れました。
海抜717mという高所にあります。
200m前後の山のぼりをして、
はーはーぜーぜー言っている
私がなぜ登れたかというと、
天守のすぐ近くまで車で行くことができたからです(#^^#)
 
イメージ 2
 
この日はまず地元の資料館へ。
山城の下のほうにあります。
上の写真は復元された太鼓櫓。
江戸時代に城下に時を知らせるために造られたものです。
 
資料館内に往時の岩村城の模型が展示されていました。
高い山の上に聳える石垣は、今、大人気の竹田城よりも
更に峻厳な山の上にあり、天空のお城という感じがしました。
写真を撮りたかったのですが撮影NGとのことでしたので
ここでは紹介できません。、
このお城を訪れる際にはぜひ資料館に寄って、
ご覧になってみてください。(*^-^*)
 
資料館の敷地に、この木、何の木?気になる木が。
 
 
イメージ 3
 
 
 近くにあった説明書きによると、
この木は楷木/楷の木(別名 孔子木)と呼ばれる中国原産の木。
その枝葉の整然とした姿が
「楷書」の語源になっているそうです。
 
葉っぱ部分がわかる写真をこちらに・・・(*^-^*)
葉っぱの向こうにあるのは岩村藩校であった知新館の門。
 
イメージ 4
 
 次に山頂の本丸に向かいます。
歩いていけば30~40分程度だそうですが
歩きません。 車で移動です。(*^^)v
 
でもお城の高さや大きさを実感するには
やはり徒歩のほうが良いのかもしれませんね。
 
車で本丸に近づくにつれて道が細く、歪曲したものになり、
もし対向車が来たらかなり困ったかもー・・な感じでした。
 
本丸の石垣横に到着です。
駐車場はこの横。車が3-4台、停まっているだけでした。
 
 
イメージ 5
 
石垣はかなりの高さがありました。
 
イメージ 6
長い歴史があるお城のようでした。
当日まで行く予定をしていなかったので何も下調べしておらず
もっと事前に勉強していったらよかったと思いました。
 
イメージ 7
 
ここには女城主の歴史がありました。
その女性は織田信長の叔母にあたる人で、
城主遠山景任の妻でしたが、その景任が病死したため
夫人が城主となったのでした。
 
でも、その後、武田軍の秋山虎繁によって
このお城が包囲されてしまいました。
秋山は密使を送り、夫人と結婚し、無血入城しました。
二人の結婚が家臣や兵の命を救うためなのか、どうかわかりませんが
戦国の世の中ですから互いの計算はあっても
愛情があったとは考えにくいと思います。
 
叔母の武田方との結婚は信長にとっては裏切りになります。
信長は息子、信忠を総大将にしてこの岩村城を攻めさせます。
秋山は城兵の命を救うことを条件にお城を渡す約束をしました。
 
でも信長は約束を守らず、秋山らがお礼に訪れたところを
捕えて、長良川の近くに磔の刑に処したのだとか。
残りの城兵もことごとく焼き殺されたそうです。
叔母もこの時、殺されたと書いてあるものもありました。
 
権謀術数が渦巻き、裏切りも当たり前だった戦国時代は
人間の思考も現在の日本人とは全然違うような印象です。
どちらかという騙し騙され・・のヨーロッパの歴史をみているみたいな。
 
 
イメージ 8
 
信長はこの時、宿敵、武田を攻めているところでした。
勝頼自決の報を受けたのは、信長がここに着陣していた時だったそうです。
武田を滅ぼして、いよいよ天下統一へあと一歩のところでした。
 
それからわずか3か月後に信長自身が
部下の明智光秀に殺されてしまいました。(本能寺の変)
 
イメージ 9
 
江戸時代になると、ここは幕府要職を務める藩主を多く出すお城になりました。
昌平坂学問所の創始者林述斎は岩村藩主の子だったそうです。
あと、渡辺崋山、佐久間象山などを育てた儒学者佐藤一斎もここから
出ているそうです。(資料館に展示がありました)
資料館前に楷の木が植えてあったのもこうした縁があったからなのですね。
 
遠くに段々になっている田んぼがみえました。
ちょうど収穫前で稲穂は黄金色でとてもきれいでした。
城下町も今回は通り過ぎただけでしたが、しっとりとした風情を
感じる町並みが残されていて、次回訪れることがあればゆっくり
散策でもしてみたいなと思いました。
 
イメージ 10
 
岩村城をあとにし、帰路へ。
この日は四日市を通過したので再び湯の山温泉で
温泉に寄ることにしました。(*^-^*)
 
今回、初めてアクアイグニスの温泉に入りました。
駐車場に停めてあった車の数がいつもよりかなり少なかったので
これは空いているかな?と思ったのですが
館内はそれでもかなりの混雑でした。(^^;)
 
 
 
イメージ 11
 
ここのお湯はぬるめで、すごく気持ちよかったです。
全体に照明は暗い目で、露天風呂もありました。
竹藪を模した造りは、どこかのリゾートホテルにいるような気分でした。
寝ながら入れるお風呂もあり、試しに入ってみましたが
底部分が身体の彎曲に合わせて作られているので
横になっても心地良かったです。
 
洗い場のカランやシャワー、湯桶など細々としたところまで
配慮された素敵なデザインになっていて
今までいった立ち寄り温泉の中では一番洗練されたところ、
という感じがしました。
これは人気なのも納得です。(*^-^*)
 
過ごしやすい気候になったので、これから12月くらいまでは
いろいろ週末のお出かけを楽しみたいと思います。
 
イメージ 12