旅2日目の夕食は七尾でお鮨をいただきました。
能登半島の真ん中あたりで内海に面した七尾湾は
「天然の生簀」と呼ばれるほど魚介類が豊富。
事前にリサーチしていたところ、美味しいお寿司屋さんが
多いとのことだったので、ぜひ一度はここでお寿司を
食べてみようと計画していました。(^^♪
 
でも当日・・・、ガイドブックに載っているところに
行ってみようとしたのですが、休業日だったり
貸し切りの日だったりで、3軒続けてOUT。(ToT)/~
 
4軒目のお店に電話して、カウンター席なら空いてます、とのことで
伺ったのが「松乃鮨」という老舗のお寿司屋さんでした。
 
初めてのお寿司屋さんに入る時は、
ちょっとどきどきするのですけれど
一見さんが入りにくいとかそんな雰囲気は全然なかったです。
お客さんは観光客というより、地元の人が大半のようでした。
テレビで野球中継を見ながら、お酒も飲みつつ、
大将とわいわいと喋っている、みたいな感じ。
  
 
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よくわからなかったので最初はお任せのつもりで
「特製地物握り」をお願いしました。
カウンターの中はお父さんと息子さんがみえて
私たちは息子さんのほうに握ってもらいました。
 
私は職業問わず、職人さんの仕事を眺めているのが大好きなので
きびきびとした手の動きを拝見するのも楽しかったです。(#^^#)
 
目の前に出してもらったお寿司を口に運んだ瞬間・・・
あれっ・・何かが違う、と思いました。
すごく美味しい!(゚∀゚) 
でもこの美味しい理由はナニ・・? \(◎o◎)/
一瞬考えたけれど、すぐわかりました、
シャリの温度でした。
 
舌に触れた瞬間、人肌くらいの温かみがあるんです。
また口の中に入ったときに、ふわっと寿司飯が緩むようで。
酢飯は酢のきつさが全然なく、
わさびは効きすぎず、ネタの味を引き立てる加減の良さ。
ネタの大きさもちょうど良い具合です。
わー、本当に美味しい~。 
 
お寿司の場合は、写真を撮るたびに手を拭かなければならないので
全部のうちの一部だけカメラに収めました。(^_^;) 
 
真ん中が初めて食べた赤西貝。七尾湾とその周辺でしかとれない
珍しい貝だそうです。身は結構歯ごたえがありました。
 
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下の写真は真ん中が富山で有名な白エビ。
左側のうにょっとしたのは「このわた」だと教えてもらいました。
ナマコの腸の塩漬けで、ウニ、カラスミと並んで
日本三大珍味のひとつなんだそうです。
これも初めて食べました。
なんて表現したらよいのでしょうか、ねっとりとしつつ、
こりっとした食感というか。
これを美味と感じるにはまだ経験が要りそうです(汗)
 
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これはよくお寿司屋さんでお願いする大好きなサーモンの炙り。
 
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それから・・カウンターの奥のほうに玉子巻が見えたので
ひとつお願いしてみました。
これがもうびっくりするような美味しさ。
でんぶ、かんぴょうとか、使われているのは普通の食材なのに
優しくて上品な甘みがあります。
 
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写真を撮らなかったのでウエブサイトからお借りしました。↑(^_^;)
 
初代が江戸幕府11代将軍徳川家斉公にも献上されたこともあるのだとか。
現在はこの「松乃鮨」でしか食べられない幻の玉子巻きだそうです。
でも一個130円。
こんな美味しい玉子巻き、人生で初めてでした。
 
あと、お味噌汁もお願いしましたが、これも普通のお味噌汁ではなくて
魚のアラが使われたかなり丁寧に出汁をとって作られたのではと
思うような深い味のお味噌汁でした。
 
他にも、ウニやら、トロやら・・この時ぞとばかりに
いっぱい注文してもうお腹に入らないというくらい食べたのですが
お会計したら、一人あたり5000円にも届いていなくてまたびっくり。
泊まっていた日航ホテルにもお寿司屋さんがありましたが
あそこで食べていたら軽く2~3倍はしてたかもしれません。
 
今回の旅で一番美味しかったのがここのお寿司屋さんでした。
次回は七尾に泊まって思う存分、お寿司食べたい、って
思うような夜でした。お店の方もカウンターを挟んで
いろいろ話し相手になって下さって、想いで深い日になりました。
珍しく、おいしさでテンションが上がりまくりの夜でした。
ごちそうさまでした。(*^▽^*)
 
0767-53-0053
七尾市府中町220-6
 
 
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