
旅の2日目。能登半島へ向かいました。
金沢と能登をつなぎ、能登半島の海岸線にほぼ沿って走る
高速道路の全区間82kmが昨年から無料化されました。
道路は高速道路仕様だからとてもきれいで走りやすく、
有名な観光地はこの道路沿いにあり、
効率よく観光でき大変便利でした。
石川県も前日に台風が通過したばかり。
お天気はいまひとつ優れず、こんな曇り空でスタート。

日本で唯一砂浜をドライブできる「千里浜なぎさドライブウエイ」が
途中にありましたが、やっぱりこの日は通行不可となっていました。
このため、そのまま次の観光地、白米の千枚田へ。
棚田を見下ろす場所の横に整備された駐車場やお土産屋さんがあり、
車も停めやすかったです。
棚田に降りていくこともできますが、雨が降り出しそうだったので
ここで写真撮影だけ。青空だったらきれいでしょうね~

次に向かったのが輪島にある重要文化財 時國家。

源平合戦に敗れて、能登に流された平時忠の末裔といわれる
時國家の邸宅が一般公開されています。
平時忠は清盛の義理の弟で、大納言までなった人物です。
「平家にあらずんば人にあらず」という言葉を残したのはこの人でした。
この地で生まれた平時國は平家であることを捨てて、
時國を姓とし、輪島の地に住み、困窮する農村を助け
地元の豪農として繁栄を続けたそうです。
時國家は本家の上時國家と、分家の下時國家がありました。
先に訪れたのは分家のほうでした。

江戸時j代のものだそうですが豪壮な入母屋造りの邸宅で
いかにも大庄屋様という感じがしました。(#^^#)

立派な庭園もありました。
こちらは本家の上時國家。
外観も下時國家と比べてやっぱり本家という威厳が
感じられる造りでした。
平家の家紋、「揚羽蝶」を連ねた襖。

漆塗りに金を盛った格子天井、実際はとても立派なものでした。
これは大納言の格式を残した天井と言われていて
中納言クラス以下の人だと入ることが許されなかったのだそうです。

江戸時代、加賀のお殿様がここに泊まられたことがあるそうですが
この方は中納言だったので、そのままでは入ることができなかった・・・
という逸話が残っているとか。↓

今は観光客でも入れますが・・・(≧▽≦)
床の間には琵琶が置かれていました。
平家物語のストーリーを思い出すとちょっと物悲しくなります。

さてさて、両方の時國家を見学しているうちに空が晴れてきました。
次に向かったのが、見附島という無人島です。

近くはキャンプ場もあり、公園になってました。
駐車場も整備されています。
この島は周囲300m、標高28mだそうです。
岸に迫りくる軍艦のような形をしていることから
軍艦島とも呼ばれているそうです。
写真に撮れなかったのですが、真横から見ると
お寿司の軍艦巻きにそっくりでした!

島がお寿司に見えるくらいだったので
相当おなかも空いていたみたいです。
ココにあるレストランで休憩、ラーメンで昼食を。(^_^;)
あっさり醤油味、岩ノリもたっぷり入っていて
美味しいラーメンでした。(^^♪

空が晴れてきたら、海も青さを増して、すごくきれいでした。
もう一回、能登半島ドライブをやり直したい、と一瞬思いました。
・・・が、同時に気温も上がってきます。
曇り空の時は25度前後だったので動き回るのも楽でしたが
晴天の下では30度くらいに気温が上昇し、
今度は逆に動くのが面倒になってきて、
次の観光地、九十九湾は飛ばしてしまいました。(汗)

もう暑くてしんどい。
暑さにはめっきり弱いため観光はこれでおしまい、
早い目に七尾に向かい、和倉温泉へ~~。(*^▽^*)
ここで日帰り入浴ができる旅館があったので
そこの温泉に行ってきました。
塩化物泉の和倉温泉は、お湯に浸かっているときに
口の周りをなめてみると驚くほどしょっぱい。
とてもいいお湯でした。
お客さんも少なくて、露天風呂からは海が見渡せ快適でした。