
昨日は名古屋でオペラ「カルメン」を鑑賞してきました。
この演目を鑑賞するのは今回で5度目か6度目。
ホセ役の人(エフゲニー・アキモフ)のテノールが素晴らしく
素人の私の耳にも非常に印象に強く残りました。
一方で闘牛士役の印象がいまひとつ。(>_<)
今回のカルメン(ヴェッセリーナ・カサロヴァ)は
移り気で魅力的な女性というキャラに加えて
どこか情の深さを感じさせる演出になっていたような。
世界的に有名なメゾ・ソプラノの方のようです。
また舞台の演出は割と地味な感じがしましたが
一幕、一幕がとても幻想的なものでした。
特に夜の月の光の差し具合など非常に繊細で美しいなと
思いながら観ていたのですが、この演出を手掛けた
フィリップ・アルローは「光の魔術師」と言われる
こちらも世界的に有名な演出家なんだそうです。なるほどです。
随所にバレエの場面も入れられていて
軽やかで美しい動きに見惚れてしまいました。
久しぶりのオペラ鑑賞はとても素敵な時間になりました。
毎回、ちょっと気になるのはカーテンコールの途中で
席を立って早々に帰ってしまう人が多いことです。
終演時刻が遅かったので電車の時間とか確かに気になりましたが
あれはなんだか舞台の人に申し訳ない気がします。(>_<)
帰りの近鉄特急は10時過ぎに名古屋を出発しましたが
それでも満席だったのにはびっくりしました。
隣り合った海外留学帰りという学生さんと
珍しくずっとお喋りして帰ってきました。(^-^;
