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数年ぶりに彦根城を訪れました。
三層白亜の天守をいただく彦根城は、
立派な石垣と二重のお濠に囲まれた豪壮なお城でした。
初代藩主は井伊直正、江戸期を通じて一度も国替えもなく続きました。
 
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この石段、とても登りにくいのです。
歩調が乱れるというか、段の間隔が不規則で疲れます。
敵が攻めてきた時のことを考えてこういう造りになっているということを
以前何かで読んだことがありますが
確かに調子が狂います。
一気に駆け上れない感じがしました。
 
このお城が建てられたのはまだ戦国時代、
城郭は戦いを想定した上で作られており、
石垣をきれいに揃えたり、御殿の襖に美しい絵を描かせたりというのは
もっと後の時代になってからのこと。
櫓の柱なども荒削りなまま。
きれいに磨いている時間もなかったのですね。
 
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ところで、お城に行く前のクラブハリエでのんびりし過ぎたため、
数分の差で、ひこにゃんに逢いそびれてしまいました。
 
時報鐘。
お城全体に響くようにとここに移されたもの。
 
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今も定時に鐘がつかれているそうです。
あいにく、その時間に居合わせることはできませんでしたが
最高で28キロくらい先まで鐘の音が聴こえるとか。
 
天秤櫓。
 
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歴史を感じ、このスケールに圧倒されます。
敵陣が天守閣へ向かってきた時にこの廊下橋を落とし
敵が前進できないようにする仕組みになっていました。
その頃の橋には壁や屋根もついていて外からは内部が
見えないようになっていたとか。
 
この櫓は両端に荷物を下げた天秤のように見えるため
江戸時代から天秤櫓と呼ばれますが
実際は微妙に両端が違います。
長浜城の大手門を移築したもの。
 
左右で石垣の積み方が違います。
右側が築城当時の牛蒡積、
左側が江戸時代中期以降の改修で作られた落とし積。
近くにいらっしゃった団体さんにガイドさんが説明しているのを
混じって聞いていたのですが、ちょっとうろ覚えです@@;
もし間違ってたら教えてください。
 
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本丸へ到着。
美しい天守の姿が視界に。
写真撮影用のひこにゃんの看板が建っていました。
 
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天守閣の中へ入りました。
 
 
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天守閣はこぶりですが、幅の広いどっしりとした足元になっていて
外観も白亜の美しい姿をしています。
 
京極高次が築いた大津城から移築されたもの。
いろいろとうまくリサイクルしていますね。
上を見上げると木材もむき出しのまま。
うねった梁がそのまま使われていて見応えがありました。
 
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廊下。
なんかこうシンプルで無駄がない造りになってますね。
 
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内部を一通り、見学してから外へ出ました。
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往時のままを保った天守閣もですが、周囲の石垣も迫力があります。
完成するまでに20年を要したという彦根城はどこを観ても見応えがありました。
 
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400年を経てもこうやって石垣が残っているのも
すごいことだな~と思います。
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この後はお城の北東にある大名庭園、玄宮園に向かいました。
長くなるので次に続きます(#^^#)
 
お濠では白鳥の姿が。
 
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