先週は2つのコンサートを聴きにいく機会がありました。

ひとつめは宝くじ事業で開催されたものだったので
2000円という破格の値段でチケットを買うことができた
岩崎宏美さんのコンサート。
オカリナ奏者の宗次郎さんとのコラボでした。
岩崎さんは今年、デビュー39年目だそうです。
本当に歌の上手な数少ない歌手のひとりですね。^^
コンサートが始まる前、ロビーのソファに座っていたら
「I
宏美」と書かれた白Tシャツを着た

60歳前後と思われる男性がみえました。
「ああ、あの人、若い頃、ファンやった人やろうねー」
と話していたら・・・
過去形ではありませんでした。
現役のシニア親衛隊の方でした。
コンサートが始まるとステージの前3列に
白Tシャツを着た人がずらりと並んで座っていて、
みなさん、頭に鉢巻を巻いて、蛍光の棒も持ってます。
岩崎さんが歌う「ロマンス」に合わせて
「ひろみちゃーん!!」と掛け声をかけてました。
なんかそれがおかしくておかしくて、
歌はすごくいいのですけれど、
笑いをこらえるのに必死になってしまいました。
たくさんの彼女のヒット曲のほか、
美空ひばりさんや坂本九さんの往年の名曲も歌ってくれ
美しい歌声に酔いました。
コラボで演奏されていた宗次郎さんのオカリナの音は
優しく澄んだとても美しい音。
「わらぶき屋根のある日本の昔の村のイメージで演奏しています」と
仰っていましたが、音色を聴いていると
日本むかし話のようなパステルカラーののどかな
日本の春の村の風景が目の前に浮かんでくるよう・・。
宗次郎さんご本人のトークもされていました。
現在は茨城県の過疎の村にお住まいとのこと。
有名な人なのに全然世間ずれした雰囲気がなくて
素朴で誠実なお人柄が伝わってくるようでした。
岩崎さんも意外と庶民的な感じの人で
コンサートに行くと、なんとなく親近感を覚えてしまいますね。
2つめのコンサートは土曜日に名古屋で聴いた
新春コンサートです。


プログラムは新春コンサートのハイライト曲ともいえる
「皇帝円舞曲」、「美しく青きドナウ」の2曲のほか
バイオリン協奏曲、交響曲・・と充実した内容。
指揮者も一度聴いてみたいと思っていた西本智美さんでした。
「新世界から」はニューヨークにいたドボルザークの
故郷(チェコ)への遥かな郷愁を表現した曲と言われています。
でも同時にこの曲を聴いていると、自由の女神に象徴される希望、
アメリカという国が持つ若さ、ニューヨークの街の活気が頭に浮かびます。
私はいつも、この曲をオーケストラで聴くとき
19世紀のヨーロッパから新大陸へ渡ってきた人々が
抱いただろう望郷の思いと同時に
新しい世界を目にしたときの心の高揚を想像しつつ、
その想いを演奏に重ねて聴いています。
アンコールはオーケストラで聴くタンゴでした。
名古屋での演奏が初めてとのことでアドリブもあり、だったとのこと。
全曲のうちでこの曲の演奏のときが一番盛り上がり、
演奏者の方々も楽しそうにされてました。
最後は「ラデツキー行進曲」でした。
2時間があっという間に過ぎていきました。

旅行に一番行きたくなるのは旅行から帰った直後。
オーケストラの音楽を一番聴きたくなるのはやっぱりコンサートの直後です。
で、帰りがけにまたチケットを買っちゃいました。@@;
しばらく先になりますが、これを楽しみにまた頑張ろうと思います♪