
今回、初めて長谷寺を訪れました。
長谷寺といえば牡丹の花が有名ですが、
一年を通して様々な花に彩られ「花の御寺」として
多くの人々の信仰を集めてきたお寺です。

訪れた20日、紅葉はちょうど見ごろを迎えており、
山の至るところに華やかな色が散りばめられているようでした。
一緒に出掛けたゆかりんちゃんと
「ブログに載せる写真選びに苦労しそう~!」と話しながら境内を歩いていたほど。
松阪を出発した時は晴天だったのに長谷寺に着いたら小雨がぱらついていました。
写真撮影的にはちょっと残念、でも逆に目に入る風景は情緒があって良かったと思います。

参拝受付を済ませて最初にみえたのが仁王門。
長谷寺の総門です。
古く見えましたが明治27年の再建だそうです。
ずっしりとした存在感があり、このお寺の格を物語っているかのようでした。
仁王門から続く、登廊。
こちらも明治の再建だそうですが、もともとは平安時代に
春日大社の社司が子供の病気が治ったことへの御礼に造ったものだそう。
どこか雅な雰囲気が漂う造りになっていました。


高い山の上にある本堂までしんどい石段を登らねばならないのかと
思っていましたが、この登廊は段差が少なく、とても歩きやすかったです。
長谷寺の始まりは西暦686年にさかのぼるそうです。
こんな遠い昔からあったのですから何層もの歴史がこの山にはあるのでしょう。

本堂に到着。この時に最初に目に写った光景が一番上にアップした写真です。
大殿堂の床はよく磨きこまれ黒光りして、外の紅葉を映していました。
本堂は断崖絶壁に懸造りされていて同じく舞台造りをもつ
京都の清水寺と似ているような感じがしました。

向うには五重塔も見えますね。
山の中に溶け込んでいるかのようで絵になる眺めでした。

舞台造りの場所から境内を見下ろすと木々は真っ赤に燃えているかのようです。


この日、写真撮影はできませんでしたが、ご本尊の十一面観世音菩薩を間近で
拝見することができました。大変大きな仏さまでしたが、木造だと知りびっくり。
菩薩様の足の部分を撫でてお願いごとをしてくださいね、と説明をうけ
菩薩様を触らせてもらいました。たくさんの人が撫でていったためか、
この部分だけがつるつるぴかぴかに光っていました。




長谷寺近くにある山にそびえる大イチョウの木。
遠くからでもその大きさがみてとれます。
近くに神社があるそうです。
雨が降り始めてきたので、あいにくそこまで
行くことができませんでしたが、
銀杏の木はこれからますます色づきが
進みそうですね。
この日は美しい自然の姿をみて
大変心が癒されました。
初めてお詣りした長谷寺でしたが、
四季折々の時期に訪れて
春夏秋冬、それぞれの季節の美しさを存分に堪能してみたいと思いました。
長谷寺のホームページです。↓
もしお時間があれば
ここの「四季の長谷寺」のところをご覧ください。
移り変わる四季の美しさに
はっ!とする思いです。(#^^#)
さて次は20km離れたところにある
室生寺へ向かいました。
続きます~