
織田信長が今川義元を下し、近世への扉をあけたとされる
桶狭間の戦い、この古戦場跡へ行ってきました。
(詳しいことはリンク先をみてね)
現在は公園として整備されています。

向かって左側が織田信長、右側は今川義元の像です。
1560年、尾張の小大名だった信長は
約2万5千人と圧倒的な大軍の今川勢に対し、
その10分の1の戦力で立ち向かい、義元の陣営を急襲し、
相手を討ち取り、見事に勝利しました。

ちょっと調べた内容と、あと私の拙い知識でまとめると
織田信長について凄いと思うのは、
この人は、独自の急襲戦法で華々しい大勝利を収めたにも拘わらず、
生涯、同じ手は一度も使わなかったところです。
凡人の悲しいサガは一度大成功すると、
その成功体験にとらわれてしまうところにあると思います。
あの時、こういうやり方でうまくいったのだから今度も・・という感じで
いつまでも過去の栄光が忘れられない。
でも信長の場合、桶狭間のような賭けともいえるような戦いは生涯これだけでした。
その後は兵力その他で圧倒的な優位を得るまでは
相手に対して時には屈辱的なまでにへりくだり、
衝突を避け、時間を稼ぎ、戦いを仕掛けることもなかったのです。
徹底したリアリストだったのですね。

公園内には当時の戦いのジオラマが小さいサイズになって再現されていて
広く俯瞰できるようになっています。