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旅行記はようやく4日目。
この日は福岡のホテルをチェックアウトし、
広島方面へ向かう途中で小倉に寄りました。
ここにもお城があります。
小倉城は15万石大名、小笠原家の居城でした。
現在、内部は資料館になっています。
お城の横にはカラフルな商業施設があり、
現代と過去が一緒に並んでいるような不思議な光景でした。
 
小倉城の展示でとても印象的だったのはこの虎の絵です。
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入口すぐのところで迎えてくれる「迎え虎」は
4.7メートルx2.9メートルもあり、じっとこちらを凝視しているかのよう。
小倉城は幕末1866年に焼失しました。
その年が寅年だったことから、後にこの絵が描かれたようです。
 
少し離れたところに立って虎の額を見てみると、
どの方向からでも虎がこちらを見ているように見える・・
との説明があったので斜めから見てみました。
 
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反対側からも・・
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なんだか目が合うかも・・( ̄▽ ̄)
 
小倉城のキャラクター、「とらっちゃ」
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資料館の中は小倉城下の町を再現したものや
からくり人形を使った出陣前の一場面、
大名かご体験コーナーとかいろいろありました。
 
そして帰途には「送り虎」
実際の絵はとても豪華です。
 
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この後、お城の横にある小倉城庭園にいきました。
小倉城主の別邸跡に再現された武家屋敷です。
書院ゾーン、展示ゾーン、お茶室(立礼式)と分かれています。
展示ゾーンはエアコンも効いていてとても快適でした。
 
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展示ゾーンには日本の伝統文化や礼法に関するものが展示されていました。
こちらは小笠原式礼法とも関係があるみたいです。
 
庭園を見学に行く前にちょっとお茶室で休憩 ・・(#^^#)
 
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その後、書院のほうに向かいました。
スタッフの女性がひとり、案内してくださいましたが
他にお客さんが全くいません。
わずかの時間でしたが、この空間を独占させてもらいました。
 
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小倉城庭園の書院は「上段の間」、「一の間」、「二の間」、「取次の間」からなり、
広縁が池に張り出しています。
上段の間を正面から。シンプルな日本独特の美しさがありますね。
 
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この写真は広縁に出て上段の間を撮影したものですが
ここから角度を小倉城に向けてみるとお城のベストショットが撮れます。
 
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池泉式回遊庭園というのは池とその周囲を巡る
園路を中心に作庭された庭園のこと。
池を巡りながらさまざまな景観を楽しむことができるものです。
広縁から眺めるだけにしましたが、滴るような緑がとてもきれいでした。
 
そうそう、広縁から書院を見ようとしても中は見えませんが・・
 
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内側からは外がよく見えます(#^^#)
見た目だけでもなんだか涼しげですね。
 
 
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少しの間、贅沢な時間を楽しんだ後、次は松本清張記念館に行きました。
この地は松本清張が生まれ半生を過ごした地ということで
ここに記念館が建てられたそうです。
 
 
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内部には書斎、応接室、書庫(蔵書3万冊!)がリアルに再現されていました。
昭和の雰囲気が濃厚に残っていましたが、
作家の先生の家ってこんなのだったのかな~となぜか感慨深かったです。
 
映像室でちょうど国鉄にまつわる終戦直後の三大事件
(下山事件、松山事件、三鷹事件)について迫った映像の上映が開始され始めていて
ちょっとだけ見てみようかと思ったら、ついはまってしまって80分間、しっかり
最後まで見てしまいました。
全然ファンでもなかった私が行っても結構興味深く過ごせたので
清張ファンの方なら一日中、ここで過ごせるのではないかと思います。
清張先生の本名はこの字のままで「松本きよはる」さんっていうことを知ったのも
新しい発見でした。(*^▽^*)
 
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