イメージ 1
 
昨日、津市の文化会館に松竹大歌舞伎を観に行ってきました。
生き別れた親子の哀しい対面の物語です。
前半の「ほのぼの」としたユーモラスな掛け合い、
後半の情感溢れる展開、どちらも本当に素晴らしくて
舞台に引き込まれてしまうようでした。
今回もイヤホンガイドを借りましたが大変重宝しました。(#^^#)
 
哀しかったのはお父さんが最後に主筋への義理を通して切腹してしまう場面です。
正直なところ、(ああ、そこまでしなくても・・・)と思ってしまいました。(T_T)/
日本の伝統的な価値観を頭では理解しつつも
感覚としてはどこかずれを感じる自分がいました。
 
 
イメージ 2
 
休憩時間を挟んで口上。
三代目中村又五郎、四代目中村歌昇の襲名披露でした。
襲名披露の口上を生で聴いたのは初めて。
ずらりと並んだ播磨屋一門の姿は迫力がありました。
中央に中村吉右衛門さん。
品格、風格、存在感、どれもが素晴らしくて輝きを放っておられるようでした。
実は今回、最前列中央の席を取ってもらっていました。
歌舞伎は慣れてないし、観ている私のほうが緊張してしまいました。
あまりにも近すぎて汗かいちゃった。 (・_・;)
 
最後は又五郎さん、歌昇さんの親子で連獅子。
獅子の毛振りが見どころですね。
獅子の勇壮な舞い、BGMの長唄、囃子も感動的でした。
舞台の上の方々は長い長い年月の鍛錬を経て
これだけの舞台を実現されたのだろうと思います。
また、このような豊穣な文化を生み出し育んできた
日本という国の奥深さを想いました。
 
舞台の後、外に出て空を見上げたら雲の切れ間からきれいな青空が見えました!
夏の空もそろそろおしまいですね。
 
イメージ 3
 
この後は近くにあるコメダで今年最後のかき氷をいただいてきました。
ごちそうさまでした~ (*^▽^*)
 
イメージ 4
 
 
 イメージ 5