
約10年ぶりに龍安寺を訪れました。
方丈から眺めた有名な石庭です。
東西25メートル、南北10メートルの空間に
白砂が敷き詰められ15個の石が配されています。

この庭が表す禅の思想は私には難しくてわかりませんが
無駄なものをギリギリまで削ぎ落とした美しさを感じました。

枯山水とは水のない庭のこと。
石や砂で自然の山や海が表現されています。
敷き詰められた小石が水面を表し、文様は水の流れ、
島の周りは波紋を表しています。


方丈の北東に銭型のつくばいが据えてあります。
真ん中に四角、これは漢字の「口」を表し、
その周囲の漢字に「口」を足すと
「吾唯足知」(われ、ただ、足るを知る)という
禅の格言が読みとれるようになっています。
記憶というのは曖昧なもので、前回ここを訪れた時に
こんな池があったことはすっかり忘れていました。

龍安寺内にある西源院のお座敷。
美しいお庭を眺めながら食事ができます。

中に入ったのは昼食時間のピークを過ぎた2時頃だったので
お客さんは数組。
時折、ししおどしが跳ねる音が響くのみです。
また豆腐かいな、といわれそうですが、こういうのが好きなので。(笑)
外は寒かったので、熱々の湯豆腐がとても美味しかったです。
