
この週末に津市の県立美術館で開催中の企画展を観に行ってきました。
県立美術館の過去30年間のコレクションを2期に分けて公開するそうです。

花鳥図、山水図や宗教画、静物画、人物画などが
時間軸に沿って展示されていて、わかりやすい説明になっていました。
しかし、これまで何度も訪れている美術館なのに
ここの美術館のコレクションの豊富さに驚いてしまいました。
初めてみる作品もたくさんありました。
人物画も多く展示されていました。
多くが100年以上前に描かれた作品。
ふくよかな肢体に上気した肌の裸婦、
深い眼差しの自画像・・
絵を眺めながらふと思ったのは
これらを描いた人たちはもちろん、
このモデルとなった人たちの
全てがもうこの世にはいない・・ということ。
じっとこちらを見つめてくる目の持ち主もいまはもう存在していない人、
でもかつては存在していた人。
こうやって見入っていた私も100年後はもう存在していないのですが。