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京都の河原町、木屋町、先斗町のどこかで食事をした後はよくここへ
コーヒーを飲みに行きます(#^.^#)
 
お店は四条通りから高瀬川沿いの細い道を
1分くらい南に歩いたところにあります。
近くにはちょっと怪しげなお店があったり、
ごみがあふれたゴミ箱が放置してあったりして
初めて行く友達とその道を歩いていくと、
必ずといっていいくらい怪訝な顔をされますが、
ドアを開けたとたん、目の前に広がるエレガントな空間に
これまた必ず驚かれます(笑)
外の喧騒がまるで嘘のような店内です。
 
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建物は昭和初期の頃のもので
登録有形文化財に指定されています。
京都は戦時中も空襲の被害を受けなかったので
こうした素敵な洋風建築も残されているんですね。
 
いつも静かにクラシック音楽が流れていて
壁にはピカソやシャガールの作品が。
お客さんも落ち着いた感じの人が多いです。
 
このお店のかつての常連さんには藤田嗣治、
宇野重吉、大江健三郎などすごい人たちがいたそうです。
 
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手元にある「京都カフェ散歩」という本によると、
大江健三郎氏はマリー・ローランサンの絵が
眺められる席を指定席としていたとか。
 
 
 
 
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またコーヒーが苦くて飲めないという
宇野重吉さんのために、
オーナーさんとバーテンダーが考えだしたのが
フレッシュクリームとエバミルクを使ったコーヒー。
 
現在もコーヒーをオーダーすると、
ミルク入りかそうでないか尋ねられます。
 
私もこちらのお店ではいつもミルク入りを
お願いしています(#^.^#)
 
写真を撮る時にカップを回転させるのを
忘れてました。すみません。
 
 
 
 
 
コーヒーのお伴はタルト・タタンにしました。
 
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焦げ目がついた甘いリンゴと
ふんわりとした上質のホイップクリームの組み合わせが
とても美味しかったです。
下のパイ生地もサクサク。
タルト・タタンを初めて作ったというタタン姉妹の逸話も興味深いです。
(私はこの話、知りませんでした~)
 
この日も美味しいコーヒーとスイーツをご馳走さまでした♪
 
フランソア喫茶室
京都府京都市下京区
西木屋町通四条下ル船頭町184
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