
下関で観光した後、関門トンネルを
通って北九州市の門司へ。
ちょうどお昼過ぎだったので、門司港で
昼食をとることにしました。
瀟洒な洋館が立ち並ぶ門司港を歩いているとやたらと目につくのが
「焼きカレー」の幟や看板です。

国際貿易で栄えた門司港は、古き良き
洋食を食べられるお店が多く、門司港は
焼きカレー発祥の地でもあるのだとか。

数あるお店の中でも建物そのものも
気になったレストラン三井倶楽部に行ってみました。重厚な外観の建物は、大正10年に三井物産門司支店が、接待用の社交施設として建造したもので、重要文化財に指定されています。


夏休みの観光地ということで、
観光客(わたしも含む)でごった返していたため、
ゆっくり雰囲気を味わうというわけにはいきませんでしたが、
内装の各所には大正ロマンを感じさせるものが。
1Fにあるレストランはかなり広いお部屋でした。
海鮮カレーライスセットを注文しました。

サラダとスープ。どちらも、どことなく昔なつかしの感じがします。
スープを飲み終わる頃に重そうな鉄板が運ばれてきました。

焼きカレーはチーズをかけてオーブンで焼いたドリアみたいなもの。
目の前でジュージューと音をたてて、とても美味しそうです。
中には海老やイカなどが入っていました。
いま、ウエブサイトでメニューを確認したら河豚も入っていたとのことですが、
全く記憶がありません@@;
それにバナナも入ってました。
(門司はバナナたたき売りの発祥の地でもあるそう・・!)
若干辛く濃い目のカレーはバナナの甘さと半熟カレーのとろみで
随分まろやかな味になっていました。
お焦げの部分がすごく美味しくて、無口にひたすらお焦げを
つついていました・・・。
そしてデザート。黄色いゼリーの中にはこれまたバナナ。
昭和を思い出させるレトロなメニューでした。
値段はセットにして1500円以下だったと思います。

食事を終えた後、建物2Fを見学しました(見学料100円)。

2Fにはアインシュタイン博士夫妻が宿泊した部屋や
作家林芙美子の資料室などがありました。