イメージ 1インド固有の制度であるカースト制度は職業も規定します。
掃除の仕事ひとつにしても机の上を拭く仕事と床を拭く階層は違います。
ところがITは新しい産業であり、職業としてのカーストの縛りがなく、
能力があれば低い階層の生まれでもITの仕事に就けます。
これがインドでIT産業が急速に発展した理由だそうです。
インド人は数字に強い、英語が話せるということだけではなく
「カースト」という要因がIT産業の発展に大きく影響していたのですね。
 
 
子供の学力が世界でトップであるフィンランド。
意外なことに授業時間は現在の日本より少ないのです。
ではなぜ高い学力があるかというと、
フィンランドの学校教育では、現場を信頼し、
優秀な教師を育て、授業についていけない子供を出さないから。
教科書検定も廃止、どの教科書を採用するかは各学校あるいは
個々の先生に任されています。
フィンランドの教師は高い能力が求められ、大学で修士号を
取得しなければ教師になれないそうです。
大学では計300時間を超える教育実習を経験し、教師になってからも
絶えず実践的な経験を受けるそうです。
 
先日、日本でも教員の資格認定に
大学院卒業資格を条件に含むことを検討する・・
というようなことをテレビのニュースでちらっと見ましたが、
これはフィンランドの例に倣ったものなのでしょうか。
 
サブプライムローン問題の余波、
G7からG20へ、
新しい世界の中で日本の立ち位置は、
なぜテロが起こるのか、
私たちは年金をもらえるのか・・・
 
世の中の事象について、テレビと同じくとてもわかりやすい
口調で解説されていて、
世界地図を眺めるように現在の世界情勢をおおまかに
俯瞰できます。(*^_^*)
 
面白かったので続編の第2巻、3巻も買ってきて
今、読んでいるところです。
 
~知らないと恥をかく世界の大問題~
角川SSC新書 池上彰
 
 
 
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