
今回の京都名所巡りは左京区にある詩仙堂へ。
土地の傾斜に合わせて作られた趣のある庭園が大変魅力的でした。

畳の縁に座り、濃い緑の木々に囲まれた
お庭をのんびりと眺めて過ごしました。
風のない日で、葉っぱが全く動かず、
その光景はまるで時間が止まったかのようです。
時々、勢いよく聞こえてくるししおどしの音が
静寂を遮ります。そしてまた静寂。
過去には学生時代の秋篠宮殿下や
若かりし頃のチャールズ皇太子殿下が
故ダイアナ妃と一緒に訪問されたそうで、
その時の写真が展示されていました。

履物を借りて庭に降りることもできるので、ちょっと散策してみることに。
正しくは「凹凸窠」(おうとつか)という名前の詩仙堂。
凹凸窠とはデコボコの土地に建てられた住居を意味するそうです。
写真ではそのデコボコ具合をうまく紹介できませんが、
ずっと傾斜が続いています。
これはお庭の下のほうへ降りてきたところ。
小さい池がありました。

楓の木がたくさんありました。
秋には目の覚めるような紅葉に彩られるのでしょう。
今の季節は、これ、アジサイですね。
お庭の雰囲気もしとしとと降る雨が似合うような感じがします。

名前はわかりませんが、こんな花も。