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この春は謙信ゆかりの上越市の春日山城まで
行ってきたので、せっかくだからと一冊読んでみました。
上杉謙信の伝記物というよりは、生涯の宿敵だった武田信玄との
川中島の戦いをメインに描いた小説でした。
 
群雄割拠の当時の日本で隣り合った国に
上杉謙信と武田信玄という実力伯仲する二人が
同時代に生きたということはとても興味深いことです。
 
~敵なき国は滅ぶ~
これは双方にとって互いの存在があり、競いあうことで
常に頭脳を働かせ、己の実力を磨くことができたということだと思います。
好敵手を持つか持たないかで人生も随分変わりそうです。
 
塩に窮乏して百姓が苦しんでいる武田信玄の甲斐の国へ
上杉謙信はそれを機として攻め入るどころか、商人を介して
越後から塩を送り、相手を助けたとされています。
「敵に塩を送る」ということわざはこの逸話によるものです。
英雄の心を知るのはまた同じ英雄だったのかもしれませんね。
 
 
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