
新緑の季節が終わってしまわないうちに・・と
急いで記事を書いています。
今日はGW後半の小旅行、京都太秦の広隆寺のことを。


日本書紀によると広隆寺は渡来系の豪族、
秦河勝によって建立されたとのこと。
お寺のある太秦(うずまさ)は
その秦氏の拠点がここにあったことから
その地名がついたという説があるそうです。
境内にある新霊宝殿が公開されています。
(でも左側は本堂の写真です^^;)
なんと、殆どの仏像が
国宝か重要文化財指定です。

広隆寺のお宝で一番有名なのが
アルカイックスマイルの
弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)。
「東洋のモナリザ」と呼ばれています。
そして国宝第一号です。
社会科の教科書に載っていますから
とても有名な仏像ですね。
(写真はウエブサイトからお借りしています)
うつむき加減で思惟する姿は、
人々をどうやって救おうかと
考えていらっしゃるお姿なのだそうです。
穏やかな表情、優美な曲線のシルエットが印象的でした。
今の世の中をご覧になって
「もう・・・、救いようがないね!」と思われていませんように。
他にも高さ3m以上にも及ぶ観音立像、
やはり2.5mほどある千手観音立像など
迫力いっぱいで見応えのある仏像がずらりと並んでいて壮観です。

遭っていながら
多くの仏像が焼けずに残ったそうです。
人々の信仰の強さからくる「想い」によるものなのでしょうか。
境内をひと通り歩いてみましたが、
今でも印象に残っているのは
やっぱり多くの仏様の姿でした。
あと、大きなツツジの花と、
きらきら光る新緑も。

広隆寺にはお寺の横に広い駐車場があり、
拝観客は無料で車を停められます。