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GWの旅行記、ようやく3日目の金沢です。イメージ 2
昨年、金沢を訪れた時は金沢城と兼六園を周ったので
今回は城下の街並みを歩いてみました。
 
ここは重要伝統的建造物群保存地区に指定されている
「ひがし茶屋街」。石畳の両脇に古い建物が並んでいます。
多くの建物の内部は現在はお土産屋さんや
飲食店などになっていますが、
かつては郭の街であったそうです。
紅色の壁や格子戸から往時の華やかな雰囲気が
なんとなく伝わってきます。
 
 
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金沢にはこうした茶屋街が3つあります。
左の写真は浅野川沿いにある「主計町茶屋街」。名前は富田主計という人が大坂の陣で功を立て、この地に屋敷を与えられたことに由来するそうです。もうひとつ「にし茶屋街」という茶屋街もありましたがこちらは時間がなくて行くことができませんでした。
 
 
 
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加賀友禅の友禅流しで有名な浅野川。
加賀友禅の制作工程のひとつである水の中に生地をさらして余分な糊や染料などを
洗い流す作業がここで行われます。
 
川は浅瀬で、水の流れも緩やかでした。
浅野川の良質な水は加賀友禅の制作には必須だったようです。この川の流れの中で美しい友禅の技術が培われてきたのですね。
 
 
 
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金沢は多くの素晴らしい文化が生み出された街ですが、金箔もそのひとつ。
現在、日本の金箔のほぼすべてが金沢で生産されているそうです。 ひがし茶屋街から徒歩圏内に金箔工芸館があったので入ってみました。
 
内部は撮影NGだったので
写真はありませんが、金箔の制作過程、金箔を使った美しい工芸品などを見ることができました。
 
 
金は金属の中でも特に伸びる性質に優れていますが、
金箔の厚さは1万分の1ミリ。
(10円玉が畳4枚までのびるということ!)
これだけの極薄まで引き延ばす職人さんの技はすごいです。
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茶屋街の一角で一羽のツバメが目の前を横切りました。
飛んできた方向をみたら軒下にもう一羽のツバメが。
現在は巣作り中のようです。
ツバメの姿も初夏の風景のひとつですね。
 
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今回、金沢市内に入って困ったことがひとつありました。
空いている駐車場がなかなか見つかりません。
カーナビで駐車場を探してみても行くところ全て
満車、満車、満車なのです。
 
市内を何度もぐるぐるした末、
バスの駐車場にみえた係員さんにどこか
空いている駐車場はないのか尋ねてみました。
係員のおじさん曰く、
金沢は観光客の数に見合った駐車場が確保されていないそうです。
どこかひとつ駐車場の前で、ずっと待っていれば
10分もすると空きが出ますよ、とのこと。
この時の係員さんの
短気を起こさず、徳川家康のように根気強く待ってください」の
ひとことが、こんな城下町で聞いただけに面白かったです。
 
20台ほどのスペースしかないコインパーキングの前で
待ってみましたが本当に10分くらいしたら
誰かが戻ってきてスペースが空きました。
ほんと、短気は損気ですね!
 
 
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