4月に入りました。
春の兆しが見え始めて、行楽に出かけることのほうが多かったので
3月は3本しか映画を観ることができませんでした。
4月も雨が降らない限り、外に出ることが多いと思うので
今月も本数は少なくなりそう・・・
平日に時間を作っていい作品をできるだけ観たいと思います(*^_^*)
 
やがて来たるものへ
監督:ジョルジョ・ディリッティ
出演:アルバ・ロルヴァケル、マヤ・サマンサ 
 
イタリアの映画です。
第2次世界大戦末期に、実際にイタリアのボローニャ郊外の山村で起きた、
ナチスによる村人の大量虐殺をテーマにした大変ショッキングな内容の作品でした。
パルチザンを匿っていた村人、老若男女数百人が虐殺されたという
歴史的事実があるようです。
後半から目を覆いたくなるような悲惨な殺戮場面が出てきます。
昨日までは生きていた家族、近所の人たちが皆、
殺されてしまうという現実。
その残酷さは涙も出ないくらいでした。
本当はこの作品を観るのを避けようかなと思っていたのですが
敢えて観ることにしました。
私たちはやはり戦争の現実を知っておく必要があるし、
戦争の悲惨さは繰り返し伝えていく必要があるとも思います。
それは人間は忘れてしまう生き物だからです。
 
 
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
(EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE)
監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン

大好きだった父親を911で亡くした少年が父親が残した
鍵の謎を解くためにニューヨーク中を探し回る物語。
これも911を背景にした作品なので
決して楽しい作品ではなく、観ている途中で
何度も涙をこぼしてしまいました。
子供の年齢で、あの衝撃的なビル崩落の現実を目にしたら
またそこで家族を亡くすという経験をしたら・・
自分ならその試練を乗り越えることができるだろうかと
少年の心の傷、悲しみ、不安を思いながら観ていました。
ちょっと理解が難しい背景もありましたので
この映画については消化不良の感もあります。
これはテーマから逸れる感想になってしまいますが
10年前、911をきっかけにアメリカはイラク戦争へ
突入していくことになりました。
その後、イラクで命を落とした人々の数がはるかに
多かったわけですが、イラク側には
この少年のように心の傷を抱えた人たちが
もっといるということも併せて考えてしまい
大変複雑な気持ちになりました。
 
 
しあわせのパン
監督:三島有紀子
出演:原田知世、大泉洋
 
数日前に観たばかりの作品だからなのか、
3月に観た3本の中では一番心に残っています。
癒し系の作品でした。
北海道の田舎でパンのお店(兼ホテル?)を経営する
夫婦を原田知世さんと大泉洋さんが演じています。
そこにいろんなお客さんたちがやってきて
周囲との交流の中で癒しを得ていくというお話です。
予想外にとても泣けてしまう場面もあったのですが
そこでも人との繋がりや互いの思いやりの大切さが
伝わってきて、観終わった後でとても温かく優しいものが
心に残る作品でした。
原田知世さんと大泉洋さんとの
掛け合いがどうもBlendyのCMを見ているみたいでした。
原田さんはいつまでも若々しくてかわいくて素敵な女優さんですね。
 
 
 

 
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