
今回は伊勢自動車道+名阪自動車道、
天理経由で奈良市へ行きました。
お昼頃に奈良市内に到着し、まずは昼食を
とることにしました。
行き先は興福寺の五重塔の横に建つ
「塔の茶屋」という風情を感じる古い料理屋さんです。

お店の玄関先でふと見上げると
そびえ立つ五重塔の黒い影が見え、
古都に来ているのだな~と実感。
ここでは奈良の名物のひとつである茶がゆを
いただいてきました。^^


後に庶民の間にも広まったもの。
鎌倉時代に日本に茶をもたらした栄西禅師は
東大寺復興の大勧進職をつとめ、
日本で最初に茶を植栽した明惠上人は
南都仏教の復興をはかったといいます。
茶と奈良仏教の間には深い縁があったようです。
私たちは茶がゆ弁当(3150円)をいただくことに。
入口でその旨を伝えてから部屋に案内してもらいました。
茶室風の6畳の和室に他のお客さんと相席です。
お部屋では4名のお客さんが既に部屋で食事されていて
相席はやっぱり少し窮屈な感じがしました。
お料理は席につくと、殆ど待たないうちに運ばれてきました。

畳の上に直にお膳を置くので、かがんで食べることになり
ちょっとしんどかったです


お弁当は大きな器に野菜をメインにしたお料理が多数。
柿の葉寿司もありました。
上品な薄味です。

ごま豆腐はコクがあって美味しかったです。

茶がゆに、好みでいれて下さいというあられを足していただきました。
お茶の僅かな苦味、軽い塩加減、柔らかいお粥の味わい、あっさりとしていて、とても美味です。
お弁当には私の苦手な奈良漬も当然ついていました。
意外だったのは、奈良漬を茶粥と一緒に食べると、
奈良漬のお酒っぽさが消されて、とても美味しかったこと!
いつもなら食べずに残してしまう奈良漬も今回はきれいにいただいてしまいました。

デザートはわらび餅が二切れ。
たっぷりのきなこがかかっています。
こちらもぷにゅぷにゅな柔らかさに驚き。
お餅も美味しい!わらび餅を食べ終わる頃にはおなかもいっぱいです。
週末だけあって、先に入ってみえたお客さんが
出ていかれたと思ったら、また新しいお客さんが入ってみえて・・・、というふうでしたので、食べ終わったら早々にお会計を済まして出てきました。
そういうわけで、あまり落ち着いて食事はできませんでしたが
風情ある雰囲気と、この土地ならではの食事を楽しむことができました。
車をお隣の興福寺の駐車場に止めたので、この後は、
そのまま興福寺の観光へ。
今回は久々に仏像はすごいと思いましたよ。
その続きはまた。^^
塔の茶屋
630-8213 奈良市登大路町47
0742-22-4348
630-8213 奈良市登大路町47
0742-22-4348