
文楽を観に行ってきました。
今回の演目はこちら。

一緒に行ったゆかりんちゃんがチケット発売と同時に
電話予約をしてくれたおかげで一番前の席を確保してもらえました
人形の僅かな動きを見逃さないようにと、一生懸命観ていたら今回も
目が疲れてしまい、観終わった頃にはしょぼしょぼに。
文楽は近世に大阪で生まれた大衆芸能。
物語の根幹となる浄瑠璃を語る太夫、
三味線弾き、人形遣いの3者によって構成されています。
三味線の音に併せて一人の太夫が
老若男女全ての人物の役柄を
抑揚や声音を変えて描写していきます。
舞台が始まる前にそれぞれの話について簡単な説明があったので
語りを全部聴きとれなくても舞台を見ていたら話の流れそのものは
だいたい理解できましたが、
やっぱり伝統芸能の世界は「深い」のひとことです。
私たちの席は舞台に向かって右側寄りで
大夫や三味線弾きの人が座る出語り床の近くだったので
もう、すごい迫力でした。
生の舞台ならではですね。
人形は一体につき、3人の人形遣いが
分担して繰りますが、人形遣いの姿は見えているのに
観ている側としての意識は自然と人形の動きだけに向けられ、
人形しか見えなくなっていきます。
ミュージカルのライオンキングの演出はこの文楽の技を
活用したものだそうですよ。
日本の伝統芸能は海外の演劇にも影響を与えているのですね。
私の理解はまだまだですがこれからも
日本の文化についてももっと深く学んでいきたいなと思います。

舞台が始まる前にロビーで。
東日本大震災の募金をされていました。
私もわずかばかりですが、
箱にいれさせてもらいました。
その時にこのお人形さんが
「ありがとう」と握手をしてくれました