
山陰旅行記2日目、足立美術館の次に玉造温泉に行きました。
途中で神社を発見。玉作湯神社といういかにも温泉の神社らしい名前、
「出雲風土記」にも登場する古社で、玉の神、湯の神などが祀られているそうです。
この土地では昔、良質の青めのうが採掘できたため、
当時は多くの人が玉造を生業としており、
それが玉造という土地の名の由来となったようです。
三種の神器のひとつ、「やさかにの勾玉」もこの地で造られたと言われているそうです。
社務所で授けてもらったのがこの袋。


境内の奥に「願い石」という大きな丸い石があり、

社務所の方の説明によると、袋に入っていた小石を
この大きな石にくっつけて、パワーを注入するということです。
私も他の人のまねしてパワー注入
やってみました。

その後、備え付けの複写式の紙に願い事を書いて、
一枚を箱に入れ、もう一枚はお守りとして持ち帰るとのこと。
箱に入れた紙は集めて宮司さんが祈願してくれるそうです。
鳥羽の石神さんを思い出しました。
偶然通りかかった神社だったけれども、
もしかしたらここは有名なパワースポットなのでしょうか??
社殿も歴史を感じさせます。
出雲は関西とは違った文化を感じますね。


出口近くで参拝客に無料で振舞われていたぜんざい。目の前のコンロに網を置いて小さいお餅を焼いてくれ、あつあつのお餅をカップの中に。
寒い日だったから、すごく美味しかったです。
さてさて美肌の湯ともいわれる玉造温泉。
どこの温泉街にも見られるような景観でしたが、川の両側に大きな温泉旅館が立ち並んでいます。

日帰り入浴ができる温泉も結構あります。
料金はおおよそ1000円~1500円。
これもなんとなく通りかかった
白石家という温泉旅館にふらっと入ってみました。
入口の受付で入湯料1000円を支払い、タオルなどを受け取った後、浴場まで案内してもらいました。
ここは壁や天井まで檜を贅沢に使った「織姫」と、黒御影石で造られた「彦星」の2つの大浴場があります。
男女、日替わりになっているようですが、この日は
女性用が「織姫」風呂でした。
入ってみてびっくり。お昼間だったからでしょうか。
お客さんは誰もいません!

写真はウエブサイトからお借りしたものですが、
この広々した檜風呂を貸し切り状態でした。
お湯は少し熱い目かな?と思いましたが身体中が冷えていたので
その熱いお湯もまた気持ちいい。
清々しいひのきの香りに癒されつつ、
じわじわっと身体の芯まで温まってくるのを感じます。
広いお風呂を右に移動してみたり、
左に移動してみたり、
真ん中で停まってみたり
。

つい遊んでしまいました。
途中でもう一人入ってみえたので、露天風呂のほうに移動。
熱いお湯に浸かりながら冷たい風に吹かれるのは、
なんともいえない贅沢な気分でした。

お風呂からあがっても身体はぽかぽかです。
このまま畳の上でお昼寝でもしたいくらいでしたが
ここに泊る予定ではなかったのでそういうわけにもいかず、
この後は次の目的地、米子城址へ向かいました。
玉作湯神社
島根県松江市玉湯町玉造508
島根県松江市玉湯町玉造44-2