今日は目覚めたらとてもきれいな青空!
久しぶりに一人で遠出してきました。
 
今年はまだ紅葉を観にいっていなかったので
去年、行こうとして時間不足で周り切れなかった湖東三山の残り二つ、
金剛輪寺と西明寺に行ってきました。
湖東三山はこの二寺ともうひとつの百済寺の他、禅寺の勝楽寺と
今は廃寺となった敏満寺を加えて、かつては湖東五山と言われていたそうです。
 
今年の紅葉はいまいち、と言われていますが、
金剛輪寺の紅葉はなかなかきれいでした。
 
写真をたくさん撮ってどれを載せようか悩みましたが
何枚か紹介します
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
池泉回遊式庭園。桃山、江戸初期、中期の三庭があり、
自然の山の傾斜を利用した庭づくりになっています。
写真右側は茶室です。
庭園の紅葉は色づきがいまひとつという感じがしましたが
真ん中あたりに白っぽい花が付いている木があるのがわかるでしょうか。
これは不断桜で、境内のモミジが真っ赤に染まる頃に満開を迎えるのだそうです。
 
イメージ 6
 
このお寺の御本尊は行基が彫ったもの。
まだ完成していないのにある日、観音様の木肌から一筋の血が流れおちたとか。
そのお姿に既に魂が宿られているとして、粗彫りのまま本尊として安置されたと
お寺の方が説明して下さいました。
近くで拝見しましたが1メートルちょっとの小さいお姿の観音様でした。
 
境内にあるモミジは「血染めの紅葉」とおどろおどろしい名前で呼ばれていますが
その話から名づけられたようです。
濃い赤色に染まっていました。
左側は小さな花びらをつけて控えめに咲く不断桜です。
 
イメージ 7
この写真はレンズがぼけているのではありません。
池に映った紅葉なのです。
もう一枚、これも!
イメージ 8
 
見上げると、目の覚めるような赤色が。
 
イメージ 9
 
三重塔。
イメージ 10
 
本堂。湖東三山はどれも大変歴史の長いお寺ばかりですが
信長の比叡山焼き討ちの時に一緒にこの辺も焼かれてしまったそうです。
ただこの本堂、三重塔、二天門は火を免れたのだとか。
鎌倉時代の造りで内部は大変重厚なものでした。
ここは比叡山と同じく天台宗で、数百年、ずっと護摩を焚いていたので
内部の仏像や柱、天井などは真っ黒になっていました。
なんともいえない歴史の重さを感じます。
イメージ 11
 
イメージ 3今の時期、紅葉で有名な京都のお寺などは駐車場代だけで
高いところは1000円くらいかかったりしますが、
湖東三山のお寺はどこも無料でした。
週末なので混んではいましたが、徒歩数分のところに停めることができました。拝観料は500円でした。
こちらはちょっと一服、ということで休憩したところで
いただいたお抹茶です。^^
 
 
 
天台宗 金剛輪寺
滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺873
 
 イメージ 12