イメージ 1今年のお正月なのでもう一年近く前のことになるのですが
たまたまNHKを観ていて知ったハーバード大学のマイケル・サンデル教授による政治哲学の授業。

これがとても面白くて、見入ってしまいました。調べてみたら本が出ていることを知りました。日本語訳も出ているのですが、堕ちる一方の英語力に歯止めをかけるため、英語の勉強も兼ねて原書で読むことに。一時中断していたものの、ここ数日で一気に読みなおしました。私のTOEICスコアは900点台後半ですが、英語力よりも倫理学か哲学の基本的な素養がないと内容理解についてちょっと苦しい気がしました。
しかし、本書で取り上げられている様々な具体的事例は、その方面の素養がない私が読んでも、論理が明快でわかりやすかったです。

具体的事例には富の配分や臓器売買について、
代理出産の是非、徴兵制度、大学入試の機会均等についてなど
現代の世界が直面する様々な問題が取り上げられています。
それらの問題を古典的な哲学の視点から何が正義か?について
考えるという内容のものです。
 
日常生活の中で当たり前のことと思いこんでいたことについて
全く違う視点からスポットライトを当てて見直してみる。
そうすると当たり前だと思っていたことは実は当たり前ではなく、
様々な観点から考察していくと自分が持っていた考えの多くについて
それは本当に正しいものなのか?と思い、多くは確固たる根拠もない
思い込みであったことに気づかされます。

思考の枠組みがより広く、より柔軟になれそうな頭の柔軟運動?ができる内容でした。
世の中の事象を観るにあたってこのような複眼的な思考ができるようになれば
非常に面白いだろうと思いました。
 
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こちらは最近、アマゾンで別の本を買った時に関連本として紹介されるものの中のひとつに挙げられていたものです。
「京都」のキーワードに惹かれて買ってしまいました。
著者はフォクシーの代表取締役会長兼オーナーデザイナーである前田義子さん。

京都のホテルや旅館、食事、観光名所、お土産などが
彼女独特の審美眼を通して厳選されています。
確かに普通のガイドブックより紹介されているホテルやお店のレベルも高くワンランク上の京都案内という感じです。

900円でハードカバーと説明があった割には届いた本は「薄っ!」という感想しかないほどの薄さ。

どれくらい薄いのか先ほど物差しで測ってみたら5ミリ未満でした。@@;

アマゾンのレビューを読んだらヴァンサンカンの付録にしたら良かったのに、という
意見がありましたが、なるほどヴァンサンカンや婦人画報のおまけバージョンみたいなものでしょうか。
せっかく買ったので今後の京都観光の参考にしたいと思います。
あくまでも参考で。^^;
 
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