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兵庫県朝来市にある竹田城は標高353.7メートルの山の頂に築かれ、
その縄張りの形状が虎が臥している姿に似ていることから虎臥城とも呼ばれています。
先週の日曜日に出かけてきました。
 
竹田城といえば早朝に雲海の中に浮かぶように見えるお城の姿が有名ですが、
私はとてもそんな早起きができないので、午後の到着になってしまいました。
 
遠くから眺めるお城跡の姿は、山上の城塞のごとくで壮観でした。
朝来市はそんなに観光地めいた場所ではありませんでしたが、
お城の近くにある駐車場までの距離が1.5キロメートルまで来た時に
いきなり渋滞にはまってしまい・・・
 
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やはり3連休の真ん中の日曜日のこんな晴れた日ですもの・・・@@;
カーナビは目的地までの距離を1.5キロと示していましたが、
10分おきに10~20メートルくらいしか進みません。
 
これが1.5キロ続いているのか、と半分諦めそうになりましたが、
駐車場の台数が50台分しかないので、この辺で調整していたみたいです。
写真でカーブを曲がったところが列の先頭で暫く待っていたら、そのまま
駐車場まで走ることができました。ああ、短気を起こさず良かったです。^^;
 
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駐車場に車を停めたら次は山登りです。
うさぎさんコースと、亀さんコースがありました。
亀さんコースのほうが傾斜がなだらかでお薦めと説明がありましたが、
私たちは10分で登れるといううさぎさんコースを選択。
 
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すごい急な坂で、10分がとても長く感じました。
心臓ばくばく、足はガクガクで、
もうだめー、と思う寸前でようやく到着。
 
まず到着したのは花屋敷。
 
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お城の縄張りは天守台を中心にその西側に花屋敷(花殿)があり、
南北は鳥が両翼を広げたような形をしています。
南北の端それぞれが南千畳、北千畳と呼ばれています。
 
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中心部の天守台から見下ろした南千畳。
千畳の名も似合う広大で、素晴らしい眺めでした。
 
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横から見るとこんな感じ。
背景の山々と併せて眺めてみると本当に美しい山城です。
 
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威風堂々とした姿ですね。
豪壮な石垣は安土城や姫路城と同じ穴太積みです。
こうした粗い石を積む方法は水はけが良く、実際のところ
かなり丈夫なようです。
 
こんなに多くの石を350メートルもある山の上に運ぶのは
大変な労力を要したのだろうなあと思いました。
 
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ここは二の丸のあたりだったでしょうか。
ベンチに座って見下ろす景色の清々しいこと。
ここからのパノラマはぜひ一度は見ておきたいところだと思います。
 
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こちらは南千畳からみた北千畳方面。
山の傾斜を見事に利用し、平面的にも立体的にも
美しい構成になっています。
 
天空の城といわれる竹田城。
いまとなっては石垣を眺め、往時に想いを馳せるのみですが
お城があったら、こんなのだっただろうという復元写真を見つけました。
 
一時間ほどあっちへ行ったり、こっちへ行ったりしているうちに
夕暮れになったので下山しました。
今まで訪れたお城跡の中では一番!という感想のところでした。
ぜひまたいつか再訪したいです。
 
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