丹波篠山での夕食は築400年という
長者屋敷をレストランに改装したお店でとることに。
山の中にあるので、周囲が真っ暗な闇になってしまう篠山の夜は
道が本当に分かり辛く、近くまで行ったところでお店に電話して
案内してもらいながらようやくたどりつきました。
下の写真はウエブサイトからお借りしたものですが、
建物も古民家のレベルというよりも、
重要文化財になっていそうな規模です。

お店の入り口はこんなふうになっています。
女性の私でも頭をかがめなければならないほどでした。

念のために昼間に予約をいれておきましたが、
予約して大正解、お店に入ったらほぼ満席状態でした。
コースメニューは3990円と5250円の2つ(+アラカルト)。
この日はお腹が空いていたので5250円コースをオーダーしました^^
出てきた順番に・・・
はじまりの一皿。柔らかいお肉と野菜のテリーヌ。

前菜その1。
このお店では自家農園で育てた減農薬野菜、
契約農家から仕入れた有機野菜を中心にお料理を出してみえます。
こちらは、いろんな種類の旬の野菜が盛られています。
素材の味をなるべくそのまま出そうとされているようでした。
新鮮でとっても美味しかったです。

前菜その2。
玉ねぎをふんだんに使ったタルト。
上に掛けてある白いものは実は豚肉で
この下に、火を通した柔らかい玉ねぎがぎっしり詰まっていました。
サクサクしたパイ生地とぴったりの食感です。

パスタ。
これは2人分です。シェアしていただきました
うどんみたいな太さですけれど、手打ちパスタのトマトソース。
ジューシーで酸味のあるトマトの味がとても美味しかったです。

秋刀魚と野菜のパスタ。こちらもあっさり系です。

そして、メインは魚料理を・・・

中身はぷくっと膨らんだ紙の中。
お店の方が、テーブルにお皿を置いてから
専用のはさみでチョキチョキとカットしてくれます。

中にトリュフが使われており、その良い香りを一層と楽しめるようにとのこと。
魚はコチでした。柔らかく上品な味でした。
食後はチーズかデザートのどちらかを。
2人でそれぞれチーズとデザートを選んだので
これも2人分です。
チーズには蜂蜜とイチゴジャムが添えられていました。

デザートはこちら。
おなかいっぱいになった具合を計算してくれているかのように
ちょうど良いあっさり目の内容です。

これにコーヒーがついています。
お料理の印象は全般に地元の旬の食材をたっぷり使い、
素材の味を前面に出した感じの味付けでした。

今回も最後のお客さんになってしまったので
空席ばかりになった店内を撮影。
築400年って、建てられたのは江戸時代が始まったばかりの頃ですね。
そんな昔の建物が今も残っているとは驚きです。
静かな里山のふもとという独特のロケーション、
元長者屋敷の風格はなんともいえません。
お店の方の接客も丁寧で、
また篠山に行く日があれば是非訪れたいお店でした。
篠山市網掛長者谷ノ坪
079-590-1261