
山陰旅行3日目は、どじょうすくいの安来節で有名な
島根県安来市にある足立美術館に行ってきました。
横山大観をはじめとする近代日本画壇の巨匠の作品所蔵数は
なんと約1500点も!
また河井寛次郎、北大路魯山人の陶芸作品も充実しており、
大変見応えのある美術館でした。
絵画や陶芸品などの美術品ももちろん素晴らしいですが、
足立美術館で有名なのがその庭園です。
「庭園もまた一幅の絵画である」という同美術館創設者の言葉に
表されるように、風情を感じさせるとともに
日本の美がぎゅっとそこに凝縮されているような庭園でした。

大庭園の広さは5万坪もあるそうです。
美しい風景をよく「絵のようだ」と表現しますが
この庭園の見せ方がその通りでした。

本当は正面から撮影したほうがもっとそれらしく写りそうでしたが
他のお客さんがたくさんいたので少し斜めから。
大きなガラス窓が額縁のように仕切られています。
木の陰の向こうに見える盛夏の庭園は、
濃い緑と白砂が鮮やかなコントラストを見せ、
その美しさには一瞬息をのむよう。

実施する庭園ランキングで2003年から8年連続で
日本一に選ばれているそうです。
またフランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」、「ギッド・ブルー・ジャポン」でも最高評価の三つ星☆☆☆を獲得しているそうです。
日本庭園の素晴らしいところは季節ごとに違う表情を見せてくれるところ。
桜の咲く春、新緑の初夏、赤く染まった紅葉の頃、真っ白な雪景色の冬など
今回とは別の時期に訪れたら全く違うお庭の姿が観られそう。^^
足立美術館
島根県安来市古川町320